2008.12.03
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カテゴリ: 音楽レビュー
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 画像はロバート・フリップさん作、特製ディシ・プリン。あんまり美味しくない。

 (未聴だけど)リーグ・オブ・ジェントルメンや(あんまり聴いてないけど)トーキング・ヘッズの流れから考えれば、これはキング・クリムゾンというよりも「トニー・レヴィンとビル・ブルフォードを巻き込んでニューウェーヴを演ってみた」という解釈が正解なんだろう。実際聴いてて結構「トーキング・ヘッズみたいだなぁ」とか「一瞬XTCっぽかったなぁ」ていう感じがよぎる。

 だからコレは「プログレとはグレッグ・レイクとジョン・ウェットンのことである」というタイプの人には決定的に向かないだろう。
 エイドリアン・ブリューは彼らとは全然タイプが違う。伸びやかな声で叙情的な歌を歌い上げ、荘厳なメロトロン(オーケストラというよりも!)とテクニカルなバンドサウンドがそのバックを完璧に仕立て上げるのが所謂「プログレ」であり、ヒステリックで無機質なヴォーカルがミニマル的なバッキングに乗るのはどちらかといえばニューウェーヴやテクノである。ただ、ロバート・フリップはシーケンサーの代わりにレヴィンとブルフォードを使った。

 ただコレは言うまでも無いが、前記の定義から外れるのがフロイド(叙情的だし、声ものびやかだがテクニカルじゃないし、ロジャーが歌うとその歌の定義も崩れる)で、もっと言えばOn The Runみたいなミニマルミュージックっぽいのもあったりして、で、コレがジャーマン・エクスペリメンタルに影響を与えて、ソレが結局ニューウェーヴやテクノに影響を与えてるんだから、実は結構一本の流れの上にあったりもするってのもまた、事実。

 もっと言っちゃえば、「ロック」に対して「プログレ」が出てきて、それを一旦リセットすべくパンクが出てきたらそれに対してニューウェーヴが出てきてんだから、要するにニューウェーヴってパンク世代のプログレだったりして、そういう意味ではこのアルバムはそこに「本家」が挑んだ、という解釈も可能。ってーか、フリップだったらもっとややこしい言葉で理屈付けるんだけど。





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Last updated  2008.12.03 18:51:54 コメントを書く
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