2010.01.18
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 プリティーズ来日も目前に迫ったから特別企画をやるぞ。1stから最新作まで、全アルバムのレビューをやってしまおう、と言う企み。来日までに全部出来るかな。

 最初は勿論この1stアルバムから。あ、ちなみに(当然だけど)スナッパー・ミュージック盤を基準で解説するからね。

pretties_1st.jpg デビューが64年のシングルでしょ。アルバムは65年だけど、それを踏まえてまずジャケを見る。とりあえずこの頃、ビートルズはアイドル時代真っ盛り、Whoはデビューしたばかりで、まあ他の連中も含め、こんなルックスした奴らはこの時代いなかったでしょ。いや、目つきとか存在感はWhoやストーンズも相当ふてぶてしかったけど、それでも(売り方も含め)アイドル性は持ってたワケだよ。
 でもプリティーズには「アイドル性」なんか一個もない。いや、マジで怖かったんじゃないかな、こいつら。ストーンズより絶対悪そうだもん。フィルの長髪、ディックの髭面、ヴィヴの明らかにヤバい目つき。他の二人は明らかに存在感は薄いんだけど(笑)。

 で、オープニングがいきなりRoadrunnerでしょ。この曲をここまで乱暴にやったヤツはいないと思うがどうか。アメリカのガレージバンドにだっていなかったんじゃないかな。
 アルバムの大半はカヴァーで、オリジナルと言ってる曲も実はブルーズの改作が殆どだったりして、65年と言う時代には既に方向性と言う意味では遅れ気味だったと思うんだけど、とにかく演奏、そしてヴォーカルに「それがどうした五月蝿えぞ糞野郎」という勢いがある。
 アルバム(ボーナストラックを除く)のベストトラックはRoadrunnerとMama, Keep Your Big Mouth Shutだと思う(あ、どっちもボ・ディドリーの曲だ)んだけど、後者で「とりあえず吠えとけ」的なフィルのシャウトには特にしびれる。なんか凄いタイミングで叫んだりするんだけどな(いや、他の曲でもそうだけど)。

 あとディックが作者に名を連ねるHoney I Needでは既に後に見せるポップな感覚を感じさせるところに注目したい。3rdの頃になるとこの辺がどんどん洗練されて行く。


 でもプリティーズの場合、何故か全然違うものになっちゃうんだよねえ。多分ソレって、フィルの資質だと思うんだけど。この人ってちっとも黒っぽくない。シャウトしてもマリオットみたいには絶対ならなくて、下手するとロジャー・ダルトリーよりもっと黒くなくって、結局パンクっぽいんだよね。このやさぐれた感じはね。吐き捨てるように歌うからね。





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Last updated  2010.01.18 06:34:14
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