2010.01.21
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 昔宝島かな、投稿で「キンキンケロンパ地獄行き」というヒドいのがあったんだけど、デイヴィッド・ボウイのPretty Things are Going To Hellを聴くとどうしてもこの投稿を思い出す。

pretties_sfsorrow.jpg S.F. Sorrowについても 以前書いた 。

 今回久々に読み返したけど、俺の「サイケデリック」というものに対する意見ってのは一貫してここで書いた通りだ。いいコト言うじゃん、俺。とにかく俺が求めるのはその「いかがわしさ」であり、ビートルズ(ジョージを除く)の高級サイケはサイケとしては物足りない。ロックとしては最高だが。
 そんなワケで、このアルバムに関する意見はリンク先の文章を読んでもらえれば全て書いてある。全く異論は無い。だから今回は少し違うことを書く。

 トータル・アルバム、ロック・オペラとしてのS.F. Sorrowは、実は非常に出来が良い。「んなコトぁ解ってンよ」と言われるだろうけど、俺が言いたいのは少し違う。
 これも以前の文章でも触れたけど、はっきり言ってストーリーは陳腐だ。でも陳腐じゃないロック・オペラってのも殆ど無いので、それはこのアルバムの欠点には成り得ない。歌詞だけで語り切れなかった部分の補足が歌詞カードに乗ってる、ってのもまあ、アリだろう。むしろ他のアーティストにもそうして欲しかったくらいだ。

 このアルバムの何がいいかって、要するに曲なんだよね。

 例えばフーは、ストーリーを補足するために小曲をいくつも挟み込んでいる。それはあくまでストーリーのための曲であって、楽曲本意で出来たものでは無い。つまり、曲としてのクォリティはどうしても低くなる。Miracle Cureを名曲って呼ぶ人はいないでしょ?


 音楽的にも、過去の3枚で積み上げてきたものが全部入っている。メイのシャウトこそ抑制されたものの、暴力的なサウンドは決してスポイルされていないし、2ndで見え始めた良いメロディ、3rdでのサイケデリックの実験、フォーキーな方向性など、全てがここに結実。しかも新しい要素もある。70年代のも一つのウリだったハーモニーが前面に出るのはここからだし、幾つかの曲で垣間見れるハードロック的な方向性も新しい要素だ。

 前作までの紹介でも「S.F. Sorrowへ向かう要素が」などと書いてきたけど、実はここも必ずしも到達点では無かったのがプリティーズのエラいところ。ここには更に次のアルバムParachuteや、70年代の諸作へ繋がって行く要素がちりばめられているのだ。凄いな、ビートルズみてえだ。

 でもやっぱコレ凄いワ。そのうちもう一回コレ再挑戦する。まだ言いたいこといっぱいある。





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Last updated  2010.01.21 06:43:20
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