2010.07.03
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カテゴリ: ★★★★★
green onions.jpg

 ブッカーTのオルガンでプレイされるのは明らかにメロディラインであり、所謂「オルガンソロ」ではない。スティーヴ・クロッパーのギターソロは圧倒的に素晴らしいけど、この曲の魅力はキャッチーでクールなメロディとそのグルーヴ、それがあった上での格好良いソロ、って感じだと思う。

 ところがブライアン・オーガーのヴァージョンは肝心のメロディが出てこない。イントロからいきなりギターソロ、そしてオーガーは何を思ったかオルガンでは無くピアノでソロをとり、その繰り返しでエンディングまで行ってしまう。にもかかわらずこのヴァージョン(タイトルもさりげなくGreen Onion '65になってるんだけど)はGreen Onionsに聴こえるのだ。

 例によって色んな人がカヴァーしているのだけど、中身が殆どMG'sのブルーズ・ブラザーズ・バンドは当然としても、ヴェンチャーズ、JTQ、Dave "Baby" Cortez、ジョージィ・フェイムなど、殆どがちゃんと「メロディ入り」でカヴァーしている。この中では(当然と言うべきか)ジョージィ・フェイムのヴァージョンがいい。
 ヤーディーズやプリティーズ絡みのメンバーが集まったブリティッシュ・インヴェイジョン・オールスターズなるグループはかなりメロディを変形させて、ソロっぽくしているがそれでもメロディが残っている。コレ弾いてるのは確かマシュー・フィッシャー(プロコル・ハルム)じゃなかったっけな。
sect_sect.jpg
 さて、実はもうひとグループこの「メロディ」を使わずにカヴァーした連中がいる。それがダウンライナーズ・セクト。はっきり言ってコレは全然Green Onionsに聴こえない。あのリフを使ってるなぁ、程度で、コレがGreen Onionsならビートルズの12 Bar OriginalやストーンズのStonedだってGreen Onionsだろう(ってーか俺はこの2曲は絶対Green Onionsだと思っている)ビートルズの場合明らかにギターの音色とか、狙ってると思う。だから未発表に終わったんだろうしね。
 しかしセクトのヴァージョンはそれで凄く格好いい。なんだか異常に荒っぽくて、所謂モッズ的クールさとは全然違うところにいるんだけどさ。「このやり方で何が悪りーんじゃハゲ!」って言ってるみたいなヴァージョン。ドラムに必要以上のエコーがかかっててちょっとダビーな雰囲気(全然狙ってないんだけど)なのも今の耳で聞くと最高だよな!よし、コレも★★★★★にしちゃえ!





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Last updated  2010.07.03 16:08:38 コメント(4) | コメントを書く
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