Heavy Soulという言葉自体はウェラーが考えたものではないと思う。調べてみるとブルーノートからIke Quebecと言う人のアルバムで同タイトルのものが出ている。この人はサックス吹き。それからBilly Hawksと言う人のアルバムにもMore Heavy Soul!ってのがあって、オルガン入りのブルーズマンだと言うからこっちなのかも知れない。しかしかっこいいなコレ。 アトミック・ルースターにも同じタイトルのベストがあるのだけど、これはウェラーのアルバムより後に出ている。そもそもアトミック・ルースターにこの言葉が似合うようになるのはクリス・ファーロウが加入してからだし、ヴィンセント・クレインのオルガンはウェラー好みとも思えない(だいたいクレインはピアノの方が格好良い)。 ウェラーのHeavy Soulはまさしくヘヴィーで、ソウルフル(ウェラー的な意味で)で、ハードで熱いけど優しく、俺の嫌いな表現だけど何となく「漢」を感じるような、でもやっぱりソウルじゃなくてあくまで「ロック」なんだよね。ソレが結局最高なんだけど。ウェラーの曲で一番テンションが上がるのはFrom the Floorboards Up、一番格好良いのはHeavy Soul。
ライヴヴァージョンがいい。スタジオ盤は、多分アナログだと両面のトップに来るように2分割したこの曲が収録されている。俺としてはなぜ両面に収録した7インチ(プロモ盤はあるもよう)と、完全ヴァージョンの12インチをリリースしなかったのだ、と思っているのだけど、ソレは余談。12インチに入るべきだった完全版はライヴで聴ける。 公式にはLive Classics(ベスト盤Modern Classicsの限定盤に付いていたライヴアルバム)でしかCDは出ていないが、映像ではModern Classics On FilmやLive At The Royal Albert Hallでも見ることが出来る。個人的には最強バンド時代(ホワイティ、クラドック、ミンチェラ、ビーゲン)のプレイで公式リリースされてないのが不満なんだけど。まあ、マット・デイトンのプレイはクラドックより格好いい(特に見た目が)から良いとするか。