特にBroken LadyとHeavenは呆れるほどポップ。それにオープニングのDesireeはなんとなくウィルベリーズのHandle with Careみたいなイントロで笑ってしまう(順番逆だっての)。Hot and Botheredなんてジャジーっぽいポップナンバーで、もう少し後の時代ならヒットシングルになったんじゃないの?って感じ。 プログレっぽい雰囲気があるのはMoonshineくらいか。ダリル・ウェイのヴァイオリンが少しだけデイヴィッド・クロスっぽい瞬間がある。でもリズムがコープランドだからタイトなんだよね。ビル・ブルフォードとは違う意味でタイトで、それがプログレを感じさせない。解説には「クロスオーバーという形容詞がしっくり来る」とあるが、クロスオーバー(フュージョン)と言うにはジャズっぽくないし、何だろうな。時代の過渡期を感じるな。
まあ、こうやって微妙な表現で書いちゃったけど、でもポップで聴きやすくていいアルバムなんだよね。俺は結構好き。このへんの時代、70年代中頃、QuoのIf You Can't Stand The Heatとか、プリティーズのCross Talkとか、パープルのStormbringerとか、ちょっと迷いってーか、なんか違う方に行こうとして微妙に中途半端なんだけど頑張って何かやろうとしてる感じのアルバム、結構好きなんだよね。80年代が微妙に見えてる感じ。直後にパンクに叩きのめされることも知らずに・・・。