はったりの利かせ方がもう桁違いだった。他の連中は、まあ変なことやっててもそれなりにストイックというか。真面目に音楽演ってる感じだったけど、KLFはとりあえずインパクト与えといて、でもって良く聴くと音楽的にも凄い、っていう。 最初のヒット、What Time Is Love?の時はまだ「ん?」という程度だったんだけど、3AM Eternal、Last Train to Trancentralとリリースを重ねるに従ってその「ん?」が大きくなる。なんだこいつら、と。ちなみにこの3曲は「スタジアム・ハウス3部作」なる大仰なタイトルが付いていたのだけどソレにもまた納得の。 そして俺が最初に「ガツン!」と来てしまったのがJustified and Ancientだった。カントリー歌手のタミー・ワイネットをシンガーに迎え、バックのリフにヘンドリクスのVoodoo Chile(のイントロ)を引用、というサウンド面もさることながら、ワイネット(ムーの女王!?)を中心に、ムー帝国の神殿でラッパーと神官と動物の頭蓋骨を着けたギタリストが踊り狂う、という文章で書いても一切意味不明のPVのインパクトたるや。コレを見てシングルを買いに行かない、なんて無神経な行為は不可能だった。
次のシングルAmerica What Time Is Love?はグレン・ヒューズがヴォーカルで、リフにモーターヘッドのAce Of Spades、更にAge of Aquariusからの引用フレーズという、前作を踏襲しつつもはったり度を更に増したスタイル。PVも荒海を航海する船(ムーから新大陸アメリカに向かう船だ!)の上でヒューズが波と雨に打たれながらシャウトするという壮絶なもの。