2011.04.03
XML
 えーと、電気まで来たね。

 SIN Creationの活動はあるときあっけなく終わる。ある程度活動を続けるにつれ、グランジやヒップホップなど、当時のアメリカ的な方向を見始めていたヴォーカルのジュンと、ジーザス・ジョーンズの方向性にシンクロしてもっとエレクトロ的な音を追求したくなっていた俺の音楽性の差が大きくなっていたのだ。結局バンドは俺の脱退と共に解散という形になる。

 実はその頃聴いていた音楽がよく解らない。勿論テクノなんだけど、多分電気からの影響や、UKシーンを追いかけたような音楽、双方を手当たり次第に追いかけてたんじゃないかな。

 でも多分この頃、俺が作りたかった音楽はダブ。機材はKorg 01Wしか持っていなかったんだけど、打ち込んだ音源に、学校時代の友人ネジ男のギターをオーバーダブしたりして、minoradio名義での活動を始めようとしていた。結局世間になんらかの形で発表できた音源はないのだけど、今の(第二期?)minoradioの活動の原点はここにあるわけだ。ダブをやるのに参考にしてたのはプライマルや電気であり、あんまりこの時代と関係ない。むしろ本気でダブを理解したのは、後にMo.と知り合ってから、やはりこのアルバムを聴いてからだろう。
pablo_rockersuptown.jpg
 オーガスタス・パブロを知ったのは勿論もっと後で、プライマルのStarにメロディカの演奏で参加していたから。殆ど彼の遺作ともなってしまったような演奏だけど、あのまったりしたサウンドには癒された。子供の楽器のようだったけど、こんな素敵な音が出るのだなぁ、と。

 で、たまたまレココレで特集が組まれ(亡くなったときだったかな)、パブロが「かの有名な」キング・タビーと汲んだ作品があるというので聴きたくなったわけだ。勿論、タビーも聴いたことはない。双方の入門にぴったりじゃないか、と。

 結局、これ以来(究極的かつ雑に言えば)俺にとってのレゲエ=ダブ、というコトになってしまう。つまり、ワンドロップのドラム+ずぶずぶのベース+ディレイ+パートの抜き差し、という要素が「俺の求めるレゲエ」なのだ。ソレは要するにこのアルバムであり、ボブ・マーリーではない。マーリーはもっと大きなジャンルだと思うし。レゲエって幅には全然収まりきらない。

 とにかくダブって言うコンセプト、音の世界、というかその空気にはもの凄く影響を受けた。方向性は違うんだけど、ポール・ウェラーのプロデューサー、ブレンダン・リンチのミックスも彼らしいスタイルのダブで、多分俺の愛する「音の空間」はリンチとタビーが作るものだと思う。

 話を戻せば、俺がダブをやろうと思った段階では彼らを知らなかったのだけど、ダブをやりたいという気持ちが本当のダブの方に歩みを向かわせた、という、今までとはちょっと逆っぽいパターン。時系列崩れたけど、実はこの時代の俺を語るのに欠かせないアルバムはそのだいぶ後になって出現したのだった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.04.03 19:47:29
コメントを書く
[生誕40周年:俺を作った40枚] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space


the MDK'sのサイト
【お知らせ】
infoseekの無料ウェブサイトサービス終了に伴い一旦MySpaceに「仮移転」することになりました。正式な移転先が決まったらMySpaceまたはこのブログで発表します。
ブックマーク、またはリンクしてくださってる方は一時的にMySpaceの方に
変更お願いします。

minoradio
minoradio4.jpg
写真ブログ
having my picture taken
Twitter

Calendar

Profile

D♂ka

D♂ka

Comments

俯せ蛙@ Re:Love 45(10/23) ICEのBABYMAYBEにも似てます…
もこな@ Re:ザ・ゴールデン・カップスのすべて(06/29) 私は逆の入手経路で本日画報を手に入れ、…
HOPE@ Re[2]:Party Chambers(05/26) ご返信ありがとうございます! そうなので…

Archives

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: