2011.05.10
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カテゴリ: 音楽レビュー
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 リマスター効果はたいしたもの。最近若干廃れ気味(?)の音圧を上げていくタイプのリマスターだが、不自然なサウンドでは勿論無く、なにより一聴してベースのふくよかさが全然違うのに驚く。でかいんじゃなくて、丸いんだ。丸いんだけど輪郭がある。下がくっきりすれば上にも余裕が出るから、Bell Bottom Bluesのエンディングのシンバルとか透明度が増している。ただ俺の環境だと少し割れ気味に聞こえる瞬間があるような気がする。

 そしてディスク2。多くの音源は過去のボックスなどで既出だが、ジョニー・キャッシュ・ショウでのライヴ音源とか、2nd用の録音がリミックスされてたりとか、聴き所は多い。

 その中でもやはり大フィーチャーなのはGot to get Better in a Little Whileだ。個人的には代表曲とさえ言える曲だが、スタジオ録音は未完成の2nd用レコーディングのみ。ライヴ・ヴァージョンがIn Concert及びFillmoreで聴けるのみだったが、今回はこのディスク2に3ヴァージョン入っている。
 一つは前述のジョニー・キャッシュの番組でのライヴで、通常10分を超える演奏がされるこの曲が6分半というコンパクトな演奏になっている。勿論たっぷり聴ける従来ヴァージョンも最高だが、気楽に聴ける気合いの入ったライヴってのはまた別の良さがある。コレは掘り出し物。
 それから2nd用のセッションと思われる、この曲を題材としたインスト・ジャムヴァージョン。多少構成が違うのだけど、大まかには完成している。コレは初登場音源。

 そして最大の目玉は、2nd用のヴァージョン(エリックのボックス、Crossroadsに収録)を元に、2010年にボビー・ウィットロックが新たなオルガンパートと欠損部のヴォーカルを新録しているのだ。コレは嬉しい。勿論あのヴァージョン、あの印象的なキメ→ジム・ゴードンの短いソロというパートは聴けないのだけど、サビと3rdヴァースのヴォーカルが入って「完成形」として聴けるのは嬉しい。勿論、ソロアルバムでも健在っぷりを聴かせ倒すウィットロックのヴォーカルは全く何の問題もない。
 コレはアナログのシングルとしても出ていて、残念ながら俺は入手しそびれてしまった。不覚だった。凄い欲しい。

 そーいうワケで、決定版!(特にでかい箱買った人は)とも言えるんだけど、旧ヴァージョン3枚組でしか聴けないジャムとかもあるので、あの古くてでかい箱を処分できないのは一つの悩みでもあるんだよね・・・





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Last updated  2011.05.10 23:00:30 コメントを書く
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