高校時代友人NからパープルのLP数枚とレインボーのライヴを借りた。その時はやっぱりLave in JapanとMachine Headが最高で、Burnは一部のみ、レインボーはまるっきり、と言うのが本音。しばらくして自分でも中古でLPを集めたけど、Fireballは凄くはまったけどStormbringerは今一・・・というのが正直な感想。地味な曲が多かった。 それが、20代の時期彼らから離れ、戻ってきてみればStormbringerのなんと面白いコトか。一旦Come Taste The Bandを通過してしまうとこのアルバムの位置づけがよく解る。若い頃俺が苦手だった理由も、リッチーが離れていった理由も。
やり過ぎなんだよ、要するに。パープルのアルバムでも圧倒的にパープル的じゃない。Come Taste The Bandの方が遙かにハードロックやろうとしていて、実はこっちの方がリッチーはまったんじゃないの?って感じだ(曲はヒューズ&ボーリン中心で書いてるからあり得ないけど)。Stormbringerはどう聴いても、ヒューズのソロ作(Play Me Out)の方に近くて、ハードロックでもなければディープ・パープルでもない。Hold OnやLove Don't mean A Thingを聴いてすぐ「ああ、パープルの曲ね」と思える人は皆無だろう。 だから俺もリッチーも嫌いだったし、一周して戻ってこれる俺(=ファン)は今では好きだ。パープルっぽくないけど、ヒューズのソロ作や第四期を聴けば解る。グレン・ヒューズの作品として聴けば絶品だ。そこにパープルっぽい味付けもある。遡れば楽しめるんだよ。ブレンド具合が解るから。