2011.05.18
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 長年格好付けで嫌っていたディープ・パープル、彼らを見直す切っ掛けになったのはやはり格好付けで、つまり「リッチーよりトミー・ボーリンの方が格好良いぜ」というポーズから始まったのだと思う。第四期を見直すのが格好良い。「パープルは四期か一期」と言い張ることが格好良い、と思っていた時期を経て、放って置いたらいつのまにか本当にそれが本音になっていた。少し違うのは「パープルは三期か四期」つまり、気付けばカヴァーデイル&ヒューズのファンになっていたのだ。

 高校時代友人NからパープルのLP数枚とレインボーのライヴを借りた。その時はやっぱりLave in JapanとMachine Headが最高で、Burnは一部のみ、レインボーはまるっきり、と言うのが本音。しばらくして自分でも中古でLPを集めたけど、Fireballは凄くはまったけどStormbringerは今一・・・というのが正直な感想。地味な曲が多かった。
dp_stormbringer.jpg
 それが、20代の時期彼らから離れ、戻ってきてみればStormbringerのなんと面白いコトか。一旦Come Taste The Bandを通過してしまうとこのアルバムの位置づけがよく解る。若い頃俺が苦手だった理由も、リッチーが離れていった理由も。

 やり過ぎなんだよ、要するに。パープルのアルバムでも圧倒的にパープル的じゃない。Come Taste The Bandの方が遙かにハードロックやろうとしていて、実はこっちの方がリッチーはまったんじゃないの?って感じだ(曲はヒューズ&ボーリン中心で書いてるからあり得ないけど)。Stormbringerはどう聴いても、ヒューズのソロ作(Play Me Out)の方に近くて、ハードロックでもなければディープ・パープルでもない。Hold OnやLove Don't mean A Thingを聴いてすぐ「ああ、パープルの曲ね」と思える人は皆無だろう。
 だから俺もリッチーも嫌いだったし、一周して戻ってこれる俺(=ファン)は今では好きだ。パープルっぽくないけど、ヒューズのソロ作や第四期を聴けば解る。グレン・ヒューズの作品として聴けば絶品だ。そこにパープルっぽい味付けもある。遡れば楽しめるんだよ。ブレンド具合が解るから。

 どこまで行っても「俺を作った」要素が見当たらないようだけど、実は「黒っぽい要素とハードロック」というブレンド仕方、という考え方を与えてくれた切っ掛けの一つなんだ。「一つ」であって、他にZepやパイ、そして第四期のパープルって言う助けも必要だったんだけど、端的な一例、こっち側のギリギリ隅っこにいたのがStormbringer。あっち側がパイ。その間を上手く探れれば。探れてるかな?





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Last updated  2011.05.18 22:06:46
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