デニー・レインという男は基本的に華がない。明らかにフロントマン向きではなく、やっぱりウイングスでサブに収まっているのが一番様になっていると思うのだけど、サブに収まってるが故にたまにフロントに来たときに格好いい、という現象も時たま起こる。その様にならなさも含めて格好いいのはウイングスのTime To Hideのライヴ映像を見ても解る。 この男のギターを持たないときの所在なさげなのに微妙に格好いい姿、と言うのが好きで、それはこの、ムーディーズ時代のライヴ映像でも堪能出来る。
ムーディーズ時代は基本的に彼がフロントマンであり、上記の条件は当てはまらないのだけど、まずデニー時代のムーディーズの映像が少ないのと、この映像がTime To Hide同様にギターを持たず、ハープを吹き、リードヴォーカルを採るというものなので「同じ格好良さ」を感じるのだ。