2011.07.26
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カテゴリ: その他の音楽話
 色々言っていたらハードロックとヘヴィメタルの境界線が、朧気に見えてきた。勿論ジャンルの境目などと言うものが厳密に存在することはあり得ないので、どこまで突き詰めても境目は朧気だ。それでいい。

rainbow_rising.jpg ポイントは、俺の嗜好だった。つまり「ディープ・パープルは好きだがレインボーは駄目」「ブラック・サバスは好きだがオジーのソロは駄目」この2点、これを解析すると「雑に出来てるものと緻密に出来てるもの」「黒っぽいものと白っぽいもの」「重いものと軽いもの」などの印象の違いが浮き出てくる。

 ヘヴィメタルは・・・ここで言うヘヴィメタルは所謂「様式美」と言われる系統のものが主になるような気もするけど、つまりその始祖はリッチー・ブラックモアであり、レインボーだ。グレン・ヒューズとデイヴィッド・カヴァーデイルが邪魔でディープ・パープルでその音楽性を完成できなかったリッチーだ。

 何故ヒューズとカヴァーデイルが邪魔だったのか?黒いからだ。黒っぽくてグルーヴィー、ソウルフル。まずリッチーはその要素を捨てた。ヘヴィメタルはその誕生のためにグルーヴを捨てた、と言うワケだ。

 残った白い要素はクラシックである。オーケストラは一糸乱れぬ演奏を要求される。その要素を取り入れた段階で、ハードロックの場当たり的な雰囲気、「遊び」の部分とあの(特に英国HRの)ドタバタ感が失われた。サウンドは必然的に、と言うより狙い通りにかっちりしてくる。

 メロディも譜面に書ける明確な、解りやすい、メロディアスなものが求められる。ハードロックの、ブルーズやソウルの影響が強いシャウトやフェイクの要素は薄れていく。と、同時に曲は当然のように洗練され、ポップになり、解りやすくなり、その結果、なんとポピュラリティを得てしまうのだ。特にハードロックのどろどろ、ぬめぬめ、じとじとした部分の理解しづらいドイツや北欧、そして日本では。

 ここではあえて「俺が苦手なメタル」について触れている。主にヨーロッパのヘヴィメタルだ。R&Rやグラム、パンクがないまぜになって変なものが出てきたLAメタルなど、アメリカのメタルはもう少しグルーヴを持っているし、パンクの影響の強いスラッシュメタルや英国のNWOBHM勢にはまた違った雰囲気を持つ連中が多いことはちゃんと理解しているつもりだ。でも70年代のHR的なスリルは、やっぱり感じないから「メタルに近いんだろうなあ」的な緩やかな目で分類している。俺はね。

 まあ、論文じゃないから結論らしい結論は出ないんだけどさ。どの段階で俺が好きな部分が抜け落ちていったのかな、って考えて多々ここに突き当たった。もっと偏見的な「メタル=体育会系」説はまた別の機会に。





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Last updated  2011.07.26 23:34:00
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