2011.11.10
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 このGood Vibrationsという曲は紛れもない名曲だ。ビーチボーイズ史上でも、いや、ロックの、ポップミュージックの歴史でもまれに見る名曲であることは全く、言うまでもない話だ。そしてこの名曲を書いたのはブライアン・ウィルソンである。

 ブライアンが書いたのは名曲だが、この曲を名曲にしたのはブライアンではない。いや、正確に言えば「まれに見る名曲」にしたのはブライアンではない、と言うべきだろう。今度リリースされる(輸入盤はもう出てるか)Smileのビーチボーイズ版に先駆け、ブライアンがソロで再現したヴァージョンのSmileを聴いていて、そんなことを思った。

 このブライアン版Smileでのこの曲は、ブライアンがトニー・アッシャーと書いたヴァージョンの歌詞で、ブライアン自身が歌っている。ビーチボーイズの初期ヴァージョンもブライアンが歌い、アッシャーの歌詞が使われていてソレはSmiley Smileのボーナストラックになっている。そして、どちらのヴァージョンもビーチボーイズのシングルヴァージョンに比べると全然良くない。ビーチボーイズの方はアーリーテイク、未完成版だからともかく、ブライアンの方は数十年にわたって練りに練った完成版だ。だが、全然良くない。

 いや、いいんだ。いいんだけど、所詮並の名曲に過ぎないというか、このまま出てもヒットはしたかも知れないけどまあ、「ビーチボーイズ60年代のヒットの一つ」で片付けられる存在。ベスト盤には入ったり入らなかったり、程度の名曲ではなかったか?「点睛を欠いて」いるのだ。

 この曲を「まれに見る名曲」にしたのは、龍に瞳を描いたのは、それはマイク・ラヴの歌詞であり、カール・ウィルソンのヴォーカルである。

 キャッチーで、解りやすいだけじゃなくてメロディとの親和性も圧倒的に高く、アッシャーより遙かに音楽的な響きを持つマイクの歌詞。それをポップミュージック界最高の声、カールが歌う。この要素が揃ってこそ本当の意味での「まれに見る名曲」だ。

 Q:「ガリョウテンセイヲカク」トハドウイウイミデスカ?
 A:"Garyo Tensei Wo Kaku" means "Good Vibrations without Mike and Carl".






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Last updated  2011.11.10 20:03:21 コメントを書く
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