当時は多分コレとあとParting Would Be Painlessくらいしか売ってなかったし、そっちはなんかジャケが嫌だったので買うのは否応なくコレになる。多分まだWhoのアルバムなんか揃えてない頃だけど、とにかく当時はアルバム揃えるのも大変な騒ぎだったので「ロジャーのソロ」も充分聴きたくなる対象だったのだ。そして、偶然に近い形で選んだこのアルバムは結局大正解だった、と言うのが結論となる。
とにかく高校の頃はこのアルバム、凄く聴いた。アルバム単位ではピートのWhite Cityより遙かに聴いたし、とにかく好きだった。何がいいって、ピートのソロよりもずっとWhoを感じるサウンド。いや、キースの時代を思ったら全然Whoじゃないけど、俺は何せケニー時代から入った男。このソリッドなサウンドにロジャーの声が乗ってれば「充分にWho」だったのだ。オープニング曲After the Fireがピートの作品だと気付くのは実は少し後である。 っていうかね、要するにこのタイトル曲だよね。Won't Get Fooled Againを思わせるシーケンスから始まって、ダイナミックなハードロックサウンドに展開して中間部にはドラムソロ(バトル)。そしてタイトルには「Moon」の文字。コレでWhoをイメージするな、と言われたって無理だし、「いや、全て偶然だ」と言われたって誰も信じない。