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こーじ2002

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2008年01月30日
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カテゴリ: チビざる話
毎週、週末はスキーに行っている。

スキーデビュー2年目のおいらは、少しでも早く上手くなるために、急な斜面を積極的に攻めている。
そして、負けて七転八倒している。

それでも攻める。

やっぱり負けてゴロゴロ転がり落ちる。

それでもヨロヨロと生まれたての子馬のような足取りで滑り降りる。


そんなことの繰り返しで精も根も尽き果て、帰宅後も異常に身体がだるいので熱を測ると37.8分もあった次第だ。


さて、そんなおいらとデビュー同期生のチビざるは、デビュー当時、


ボーゲン特攻隊・総長

を自称し、とにかく『スピード命』がごとく、どんな坂道も直滑降でビュンビュン滑り降りていたのだ。



「うちでスキーが一番上手いのはお母さんで、二番目がボクで・・・


三番目がお父さん!」



と勝手にスキー番付が付けられていたのだ。
おいらにしてみれば、あんな不恰好な直滑降ではいくらスピーディーに滑降できたからとて、上手いと認めるわけにはいかない。
カービングをしながら美しく、そして早く滑れてこそのスキーだと思っている。


それを・・・言うに事欠いて・・・




何が、お父さんは三番目だっ!こんちくしょぉ!!



ガキに負けることだけは絶対に親のプライドとして許せないおいらにとって、この理不尽なチビざるの番付は服の袖を噛んで





キィ~~!




と金切り声を上げるほどの屈辱だったのであるが、そんなチビざるのボーゲン直滑降もついに限界がやって来たのである。


おいらが七転八倒した斜面は、ヤツの得意の直滑降も一切許さなかったのだ。

おいらがゴロンと一回転している向こう側で、チビざるは斜面をヘッドスライディングで滑り落ち、かすかに


「おとぉ~~さぁぁ~~ん・・・」


という助けを呼ぶ声が聞こえたとか、聞こえなかったとか。


おいらも助けに行きたいが、 『ただいま、回転真っ只中』 のおいらにもそんな余裕は無い。





そんなチビざるの醜態を下から仰ぎ見ていたおいらは、



(おいらが二番だ。おいらが二番だ・・・。)


と番付が変わったことを確信し、小さくガッツポーズをとったのである。


直滑降では太刀打ちできないことを痛感したチビざるは、それからカービングを練習するも、上手く曲がれず転倒、転倒、また転倒。


その姿をみておいらは



(やっぱりおいらが二番だ。おいらが二番だ!)


と不動の地位を確信した次第である。






「うちで二番目にスキーが上手いのはお父さんだって言ってるよ」

と引導を渡してくれたのだが、やつは涼しい顔をして一言、







「お父さんは、ボクと一緒だよ」


スキーではなぜか優位になれないのである・・・。





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最終更新日  2008年01月30日 20時18分07秒
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