知らず知らず歩いてきた、細く長いこの道、振り返れば、はるか遠く、故郷が見える。美空ひばりのこの唄がだいすきです。ひばりちゃんは私より1つ年上。
私の故郷は湖底に沈んでしまいました。湖を眺めているとあそこに小学校があった。お祭りのあった神社、向かいの小山にお墓があり叔母さんたちや、いとこ達とじれあって登った墓地。村人達の家々、一人一人顔が浮かんできます。皆優しかった、そして貧しかった。
私は頭の中に地図を描く46年もたつと、美しい湖になって、切なくかたりかけてくる。何時までもたたずみ,波の音、風の声を聞いている。夕暮れになるとねぐらに帰るカラスの鳴き声、飼い主をまって、鳴く家畜たちの声,赤くそまる西の空、それが私の故郷。この切ない気持ちを表現できない自分にもどかしさを感じる。
私は13人の甥、姪っ子がいる。女7人男6人二人は赤ちゃんの時に死亡。夏休みになるとやって来る。朝から晩まで遊び楽しげな子供達。
特に可愛い子がいた。利発で眼がくりくりして、とても美人、落ち着いてしかりしていた。まだ中学生の私よく姉の所にそのこをかまいたくて、立ち寄ったものだ。高校も冬は姉の所から汽車に乗って通った。くりくりちやんは4歳くらい、朝早く起きてストーブのそばで歌を歌いはじめる。赤い鳥小鳥、どんぐりコロコロ、・・・・・・機嫌よく歌てかわいかった。今は二人の子持ち、初孫も後3年位かな?
遠い東京で故郷を思うでしよう…どうか元気に過ごして、またいつか会える日を楽しみにしている。
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