全て遠きコスモパルクの理想郷

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コスモパルク

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2008.09.11
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カテゴリ: 小説
小説の続きを少し書いたので更新

タイトルはまだ未定のままです

ヒロインの名前は「マイア・フランソワーズ」にしました。

カンペキどっかのパクリですが、あんまり悩むのもめんどいし、今それにハマってて個人的にも好きなのでいいかなって感じです。

マイアと主人公・雄太のイメージですが、コスモが大ファンのブログのイラストをモチーフにしてます。

公式ファンサイトランキングで全サバ総合1位の方なので、知っている人も多いのではないでしょうか?

幼女.jpg

キャラの性格は違いますが、外見はこれをイメージしながら読んでもらえば、読みやすいと思いますw

では続きを








確かにTシャツに短パンという格好で寝ていたはずなのに、今の自分はどうみてもその格好からはかけ離れていた。

地面に生い茂っている草たちと同化してしまいそうな、鮮やかな緑色をした布地でできた服。右肩にはなにやら黒い肩あてのようなものがついている。触ってみると、鉄よりも堅いんじゃないかと思われるほとの強度で、さらに鉄とは比べモノにならないくらい軽い。両手・両足にも同じ素材が巻きついている。おそらく身を守るためなのだろう。

雄太は、そこそこ・・・というか実はかなりのゲーム好きの少年だったので、その格好が敵と戦うためのものであることはすぐに理解できた。

どうやら、自分は本当にとんでもない世界に来てしまったらしい。

「・・・マイア、鏡持ってないか?」

「あ、はい。」

マイアは、肩からさげているかばんの中から鏡を探して、それを雄太に渡した。

異世界に来てしまったことを受け入れた雄太は、これまでの話を全て受け入れ、そして信じることにした。これまでの話から推測すると、どうやら自分は今、モンスターの体に人格を入れられてしまっているらしい。

少し安心したのは、とりあえず自分の眼で見られる範囲では、体はどうみても人間のそれであったことだ。しかし、顔は恐ろしいモンスターとなっているかもしれない。こんなときに、自分の顔のことなどもはやどうでもいいじゃないか、と思われるかもしれないが、そこはやはりまだ高校2年生、思春期の男の子なのだ。

「・・・ええい、ままよ」

勇気を振り絞って、鏡をのぞきこむ。

「・・・あれ?」

なんと、そこにはいつもの見慣れた自分の顔が映っていた。

よく見ると、耳の先が尖っていて、瞳の色は燃えるような赤い色をしている。そういった違いはあるのだが、基本的には、やはりいつもの自分の顔そのままだった。

「どうかしましたか?ユータ。」

マイアが心配そうな顔つきでこちらを見ている。

「いや・・・モンスターに人格を入れられた!なんて言われたもんだからさ。体は見た感じ人間みたいだけど、どんな顔してるのかなって少し怖くて・・・。でも鏡を見たらなんか今までの自分と同じでびっくりしたんだ。」

「エルフ族は、基本的には人間とほとんど同じ姿をしているんです。身体能力や魔力は人間とは比べモノにならないほど強力ですが・・・。」

「なるほど・・・でもまあ、自分がとてつもないモンスターじゃなかっただけよかったよ。」

すごいイケメンになってたらもっとよかったのに・・・と少し思ったユータだったが、当然それは口にはしなかった。しかし、自分の平凡な顔を見て、こんなにもうれしかったことは今までになかっただろう。

「それに、私はそちらの世界でのユータの顔は知りませんが、私がテイムを試みる前の、モンスターだったエルフの顔も、今のユータの顔も、変わりはありませんよ。」

「まじかよ!世界には自分とよく似た人間が3人はいるとかなんとか聞いたことあるけど・・・。もしかして、俺がこんなところに呼び出されたのにも、関係してるのかな。」

何はともあれ、このままここに座り込んでいても埒があかない。ユータは、立ち上がってマイアの正面に立ち、右手を差し出した。

「俺はさ、まだ自分がどうしてこんなことになったのか理解できない。混乱してるし、このまま自分がどうなるのかなって考えたら・・・やっぱ、少し怖い。でも、マイアのことは信じられる気がするんだ。」

「ユータ・・・。」

マイアは、雄太の話を聞きながら、胸の中から何かがこみあげてくるのを感じていた。

いきなり異世界に召喚され、自分のいた世界とは何もかもが違う世界を目の当たりにする。それは、とてつもない恐怖だろう。自分がもし、この世界でない別な世界に1人だけ飛ばされてしまったら・・・きっと泣き叫ぶことしかできないだろう。

それでも、この人はそれを受け入れた。しかも、自分のことを信じてくれるという。

彼からしてみたら、どこの誰ともわからない私のことを・・・

「だから、マイアの言うことは全部信じることにする!今まで説明されたことも・・・えっと、俺がマイアのナイトとかいうのも信じる!自分がエルフだっていうことも信じる!だから、まずは握手しよう。」

マイアのことを信じる・・・雄太はそう決めたのだ。これは直感だった。この少女が信じられるという裏付けがあるわけではない。しかし、それだけの何かがあると、雄太の直感が教えてくれたのだ。

「ありがとうございます・・・ユータ・・・」

マイアは、思わず涙声になっていた。そして、差し出された雄太の右手を両手でしっかりと握りしめた。

「それからさ、その・・・敬語で話すのやめにしてくれないかな?なんか恥ずかしくって・・・。俺の世界ではさ、握手したらもう友達なんだ。友達は、やっぱ敬語じゃなくてタメ語で話すもんだぜ。」

「タメゴ・・・ってなんです?。」

「あー、なんていうか、まあ普通に話すってことさ。俺がマイアにしてるみたいにさ。とにかく敬語は禁止。わかったな。今度敬語使ったら、やっぱマイアのこと信じるのやめにするからな。」

そういって、雄太はマイアにわざと意地の悪い笑顔をしてみせた。

「はい。わかりまし・・・あっ」

「ほらまた使った。」

「うん・・・わかった!ユータ。」

「よし!それでいい。」

そういって、雄太は先ほどとは違い、マイアに向かって満面の笑顔をしてみせたのだった。


「おいおい、ついさっきまで『うるさいなーこれは夢だー、お前らなんか知らねー』って喚いていたやつが、今ではまるで王女様のナイトきどりかよ!こりゃたまげた!」

今まで全く動かなかったマイアの左肩のペガサス像が再び動き出し、雄太に向ってまた偉そうな口調でしゃべりかけた。

「なあマイア、ずっと気になってたんだけど・・・そいつはいったいなんなんだ?」

今までの世界では当然、人間以外のもの、ましてや生物かどうかすらあやしいペガサス像がしゃべるなんてことは、ありえないことだった。しかし、もはやこれだけありえないことが続いた中では、そう大して不思議に感じられなくなっていた。まあ、こんな世界なんだからペガサス像がしゃべるなんてこともアリなんだろーなーと思えるほど、雄太はすでにこの世界に馴染み始めていたのである。

「これは、私の守護獣なの。名前はネビン。ビーストテイマーに限らず、『神から授かった力』を持つ者は、必ず守護獣を持つことになるのよ。そして、1人前になるまで守護獣の元で修行をするの。」

「ふーん、つまりこいつはお前の師匠ってわけだ。」

さっきまでは『生意気で、偉そうで、全くもって全てが変なしゃべる像』としか思ってなかったが、そう言われると何やら高貴なモノに見えてくるから不思議なものだ。

「そういうこった。もうマイアとは5年の付き合いになる。こいつはホントにドジでマヌケで物覚えが悪くてなー。全く・・・教える側にとっちゃこれほどツライ相手はいないぜ。」

「そ、そ、そ、そんなことないもん、私だってやればできるんだから!確かにちょっとは他の人より遅かったかもしれないけど・・・ほら!ちゃんとテイムだって成功させたんだし!」

「そうかい、そうかい。『ちょっと遅かった』ねえ・・・。今まで何回失敗したか覚えてるかい?俺はちゃーんと覚えてるぜ。失敗すること実に千とんで九十二回!1092回だ!これがちょっと・・・って言えるなら、マイアも実に大物だな!将来はホントに王女様かもな。」

「う、う、う、うるさいわね!もう・・・あんたなんか知らない!」

黙って2人のやりとりを見ていた雄太は、なんとなくこの2人の関係・・・というか順位制というものがわかった気がした。

とはいえ、あまりにも言いたい放題言われているマイアを見ていて少しかわいそうになってきた。

そこで、ネビンの攻撃をそらすために助け舟を出してやることにした。

「なあ、ネビン。具体的に俺はこれからどうしたらいいんだ?」

「なんでえ、なんでえ。お前まで聞いたことが脳みそ通らずに右の耳から左の耳まで抜けていくのかい?さっきから何度も言ってるじゃねえか。お前はマイアを守るナイトなんだ。マイアのために剣となり、盾となって戦う、それがお前の生きる理由さ。」

「ナイト・・・。あのさ、俺、前の世界ではホントに何のとりえもない平凡な人間でさ。力が強いわけでも、頭がいいわけでもない、普通の人間だったんだ。そんな俺がナイトなんて・・・できるわけないよ。」

「はっ。お前が前の世界でどうだったかなんて興味はねえ。大事なのはこの世界でのことさ。さっきもそう言っただろう?今のお前はエルフなんだ。お前が思ってる以上に、エルフってやつはすごいんだぜ。まあ、そのうちわかる。」

「雄太は私を守ってくれればいいの。だから、どんなときも私の傍にいてくれなきゃダメよ。これは約束。わかった?」

さっきまでネビンにさんざんダメ出しをされ、ションボリしていたマイアが、何やら今度は威厳たっぷりな口調で言った。

「わかった・・・いや、ホントはまだよくわかんねーけど、とにかくわかったことにしとく。それにしても、どうしたんだ?お前。なんかさっきまでと雰囲気違わねー?」

「だって、私は一応ユータのご主人様なんだから・・・だから、しっかりしないとだめなの!『約束』をするときは、特にしっかり主従関係を表さないとだめなの!」

何やら、これもネビンの教えの1つみたいだ。しかし、どうみてもマイアは『ご主人様』ってキャラじゃない。

まあ、それでもがんばって威厳を出そうとする姿はたまらなく可愛らしいわけだが・・・。

マロン色のブロンドの髪に、透き通るような白い肌。そして、エメラルド色の大きな瞳を持つこの美少女を守るナイトというのも、悪くないよな・・・

まだ、戦うということを全く実感できていないこともあって、雄太はそう思っていた。





さて、まだまだ自分が戦うことなんて全く考えてないユータ君ですが、この先どんなことが待ち構えているんでしょうか



誰か教えて・・・というか考えてくry





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Last updated  2008.09.20 01:05:46
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