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2005/10/26
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カテゴリ: 大型読みもの
島根県大田市にある、石見銀山遺跡に行ってきました
戦国、江戸時代を中心に400年間、銀を提供した遺跡で、
当時の世界地図にもその存在が示されている遺跡です。

 同市大森町の
銀山の坑道跡である龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)を見てきました


 この遺跡、報道のとおり、 9月に、政府として、世界遺産に推薦することが決定、2006年1月に、ユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出される 運びになっています。



 というのが推薦理由であるのですが、 その坑道跡を見学するだけでは、何も伝わって来なかった、というのが実感 です。 坑道の龍源寺間歩には、掘った跡のほか、2分程度の音声ガイドと出口の前に、掘り出しから、銀精錬の過程を示す電光パネルが10枚程度あるくらい 。ことし春に見た、 銀の積み出し港である温泉津港とその町並み(大田市温泉津町)と総合して見ても、いわゆる世界遺産に登録すべき価値を見い出すことがさっぱり理解できないのです

 世界遺産というくらいですから、その国内においてはもちろん、国外からも押しも押されぬ評価があってしかるべきだと思います。もちろん、数年前の日本人ノーベル賞受賞者のように、一企業の無名な社員を見つけ出すようなことも、世界遺産の役割であるとは思います。

 少なくとも、 現時点で世界遺産である、私が訪れたウィーンの市街地、プラハ歴史地区、日本では京都や奈良の歴史文化財と同列に置くというのは、スケールにおいても、「感銘度」においてもあまりにも強引すぎないか 、という印象を受けました。

 ローカルニュースでよく取り上げられるので、 どれほどのものかな?と思って行き 、普通はこうしたものを見たときに、「言われる以上にすごいものだ」などと感動を受けて帰るのですが、 今回は「スケールも感銘もなく、がっかりした」というのが印象 でした。

 私は、専門家ではありません、また、 世界遺産=観光資源ではないことは踏まえてはいるのですが、少なくとも、見てがっかりするようなところが世界遺産に登録されるとは思えないのです。やたら、登録を急ぐのではなく、やはり、その価値をわかりやすく示す努力をする必要がある

 このまま、へたに登録されると 、「世界遺産」の価値自体が下がって、そのさらにえりすぐりの「特別世界遺産」を作らなければならない事態になってしまうのではないでしょうか

 政府が推薦書を出すわけですから、 日本では「石見銀山は世界遺産としての価値がある」、と認められた わけです。そうなったわけですから、世界遺産の登録の可否を決める ユネスコのみなさん、世界遺産の価値を維持するかどうかの瀬戸際でもあります。世界的な一国の利害のない見地から、慎重に吟味ください
登録の可否は2007年7月ごろに決まる予定 です。

 本当は、島根県民として応援すべきなのでしょうが、あまりの落胆で、逆に応援したくなくなりました。





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最終更新日  2005/10/27 12:47:27 AM
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