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山深み 春とも知らぬ 松の戸に たえだえかかる 雪の玉水 ―式子内親王高校二年、古典の授業で万葉集を習った。※高校一年、伊勢物語はコチラ参照。授業中、S先生は提案した。「万葉集数編から対象を択んで、自分なりに語って下さい。」高校生ともなると、ただ現代語訳するだけではダメで、・詠み手の心情を深く掘り下げるとか、・現代の風情に置き換えてみるとか、いわゆる評論活動をしてみようという意図であったと思う。後日、皆の提出作品を纏めたプリントを読んでも、概ねその流れであった。ごく一部を除いて…極少数の生徒は、笑いに走っていた。評論ではなく、歌を題材に小ネタを書いていた。筆者もその一人であった。筆者のキッカケは、「美味しんぼ」だった。漫画「美味しんぼ」で寄席に行く話があり、「千早ふる 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」という百人一首を、"千早嬢にフラれた相撲取り・竜田川関を詠んだ歌"だと解釈する落語を聴くシーンがあった。丁度この話を読んでいた頃、前述の課題が与えられた。筆者の万葉集論は決まった。ターゲットには、冒頭の式子内親王、「山深み 春とも知らぬ 松の戸に たえだえかかる 雪の玉水」を選んだ。人里離れた山奥、辺り一面雪景色、静かに暮らす一人の女性。時節は年の暮れ。大晦日。新年を気持ち良く迎えるために、大掃除に精を出す。外は晴天。さて戸の障子を張り替えよう。鼻歌交じりで作業は順調。(―`フンフンフーン♪と、ポタッポタッ。。。嫌な予感。ああやっぱり。陽射しのせいか、雪解け水。せっかく張り替えた障子に落ちてるやん。滴ってるやん。踏んだり蹴ったり、風が吹いて半紙を飛ばす。あぁ、明日はお正月。タメ息混ジリニ詠ンダ歌ナリ。や!舞う紙 貼るとも知らぬ 松の戸に たえだえかかる 雪の玉水一コマの時間では、前半部を捻るだけで精一杯。面白いか否かは別として、この手法も「笑心旅行」で見たコトあるでしょ(笑)。さて―筆者の小ネタは思いの外、落語好きのS先生の気に入ったらしく、皆も小ネタを作りましょう、という運びになった。そこで考えたネタを披露して、今回の結びとしましょう。図書館にて―銭湯はええわぁ。分っかるカナ?わっかんないカナ?(^^過去ログ:高校一年の青春は↓コチラ↓をどうぞ♪★☆伊勢物語「梓弓」篇
2005/05/01
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高校一年の国語の時間、伊勢物語の「梓弓」を読んだ。古典の授業ゆえ、古文を読み、文法を習う。現代語訳をし、より深い情景を味わう。その日、M先生は提案した。「皆さん一人ひとりの「梓弓」を書きましょう。」伊勢物語「梓弓」の段を題材に、文章を書くことになった。これが、筆者の執筆の始まりかもしれない。ここで少し―■ 梓弓ってどんな話?―概略 ■とある片田舎に若夫婦。夫が京へ出稼ぎに行くことになった。若妻は一心に夫の帰りを待ったが、男はなかなか帰って来ない。そうして三年が経ち、女には何時しか親しい男ができた。その男を夫として迎え入れようとした正にその夜、若夫が宮仕えから帰って来る。しかし、家の中には新しい男。扉を隔て、対峙する夫婦。歌詠む妻。女:あらたまの年の三年をまちわびてただ今宵こそにひまくらすれ三年間。事情を察した夫。返句。男:梓弓ま弓槻弓年をへてわがせしがごとうるはしみせよ身を引き、祝い、去りゆく男。女:梓弓引けど引かねど昔より心は君によりにしものを本当の気持ちに気付き、追いかける女。しかしもう、男はいない。女:あひ思はで離れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消えはてぬめる力尽き、倒れる。------------------------------------------------------------「梓弓」の執筆には相当に時間を費やした。400字詰原稿用紙12,3枚だったかな。原文は悲しい物語なのだが、不幸話は書きたくなかったので、ハッピーエンドの現代小説に決めた。別れる人もなく、死ぬ人もなく。まずオチが浮かぶ。当時ミステリ小説に凝っていたので、最後にアッと言わせる仕掛けを考えた。喫茶店経営を夢見る主人公夫婦がいて、夫:大和 伊武(ヤマト・イム)妻:大和 亜鈴砂(ヤマト・アスザ)という。十分な資金を貯めるためにダンナ一人で出稼ぎに出るか、小さくても、苦労してでもいいから二人で始めてしまうか。助言を求めた父から、父母若かりし頃の"梓弓"的体験を聞いて、(←男女間の色んな困難を乗り越えて息子・伊武が産まれたという話)二人で一緒にやっていく事を決意した伊武と亜鈴砂。お店の名前をどうしよっか?あまり深く考えず、二人の名前から採ることにした。「IMU&ASUZA」ん?ヤマトを入れると、、「IMU Y ASUZA」「AZUSAYUMI」「梓弓」!?がびーん(笑)。何とゆーかね、真面目話を展開しつつオチはそれかいっ!みたいナ(>_
2005/04/30
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