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September 15, 2007
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カテゴリ: 今日の出来事
 最上地域で「ナラ枯れ」被害が深刻化する中、県最上総合支庁などが14日までに行った調査の結果、同地域での被害は昨年の約6倍に拡大したことが分かった。秋の行楽シーズンを控えた最上峡では、青々と茂る木々の間に、一足早く紅葉したように葉が赤茶色に変わった木が目立ち、観光客からは「がっかり」という声が上がっている。被害を食い止める有効な手だては見つからず、お手上げ状態だ。

 ナラ枯れ被害は、1991年度の県の調査で、旧朝日村で約600本が確認されてから、収束することなく広がっている。最上地域では、戸沢村で2002年に見つかって以来、被害は徐々に拡大している。

 県最上総合支庁などは今月に入り、金山町を除き、ナラ枯れが発生している7市町村を対象に調査を実施した。14日に調査した戸沢村では、被害木は前年比約13倍の約1万1000本に拡大。最上地域全体では、被害木が昨年の5.7倍に当たる約1万5500本に上るとみられる。

 効果的とされる防除法は薬剤注入のみ。被害木に穴を開けて薬剤を入れ、殺虫する。手間がかかる上、費用は1本1万円と高額だ。しかも、傾斜が急な山では簡単に対応できない。同支庁は昨年、約900本に試みた。

 風光明美な最上峡を楽しめる最上川舟下りは、戸沢村の大きな観光資源だが、今年は大きなダメージを受けている。最上峡芭蕉ライン観光の佐藤晃船舶課長は「山一面に広がる紅葉は、今年は期待できそうにない」と肩を落とす。舟下りの観光客も対岸の山の枯れた木を目にして「楽しみにして来たのに、景観が台無しでがっかり」。

 村産業振興課は「多額の費用と手間が掛かり、手を出せない」と頭を抱える。周辺でも被害は拡大し、切実な問題になっており、大蔵、鮭川の両村議会でも先ごろ、対策を求める声が上がった。

 県最上総合支庁は21日にナラ枯れの被害対策会議を開き、これまでの調査結果を報告、今後の対策を協議するが、効果的な防除策を打ち出せないのが実情だ。

ナラ枯れ 「カシノナガキクイムシ」が運ぶ「なら菌」が原因。体長約5ミリ程度で、幹に穴を開けて木の中に入り、産卵する。5-6月ごろに羽化し、周囲の木に移る。虫の体に付着した菌が木の細胞を腐らせ、枯死してしまう。県内の民有林の被害は2006年度、庄内地方で8643本、最上地方で1087本、置賜地方で165本、村山地方で21本。国有林を合わせると、その数は膨大になる。





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Last updated  September 15, 2007 12:38:30 PM
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