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裏磐梯の東、母成峠に自然植生観察園「万葉の庭」があります。名前の由来は、万葉集で植物を詠んだ約1500首の植物を栽培しようと、山野草栽培を趣味とする同士が集まり、山野草・高山植物・湿地植物・薬草を栽培し一般に開放しております。
今では、4500坪の庭園(森林)に約1000種以上の植物が栽培されております。種類もその名の通り万葉集で詠まれている古典植物も多く見ることができます。
もののふの八十娘子らが 汲み乱ふ寺井の上の堅香子(カタクリ)の花 大伴家持
万葉の庭は、標高800mの高所にあり付近には、まだ残雪がありました。入口に藁ぶき屋根の小さな事務所があり、60代のおばさんがストーブを焚いて受付をしておりました。観察料として300円を支払い中に入りました。
ワサビ(アブラナ科)
園内の湿地と小川の淵はワサビの花が最盛期でした。

キヌガサソウ(ユリ科)
人気のキヌガサソウ。遅霜の被害に合わないよう、受付のおばさんが夜は毎日段ボールを花にかぶせるそうです。

クリンソウ(サクラソウ科)
まだ咲き始めたところで、やや小さめのクリンソウです。

今日は午後から出かけたため、じっくりと撮影できませんでしたので、次回は園内の詳細をお知らせします。
園内は四人だけの見学者で、帰り際にはお茶でもと、おばさんに勧められコーヒーのサービスがあり、話し好きのおばさんから花の写真の説明を受けました。
家に帰ってからパンフレットを見たら、目的として「植物の保護と教育」と記されており、おばさんは植物園の目的を忠実に守っているようです。