上海から帰って来ちゃった

打診ナシ




「上海に行くかもしれない」この話の根拠は・・・


ダンナのグループから2人上海に行くことになり、

そのうちの一人が部長で、2003年秋に出発したのです。


ダンナいわく、

「グループの人員から考えて、どうも自分になりそうな気がする、

というか、自分が行く可能性が非常に高いと思う・・・」


ですから、最初からハッキリ決まった話でもなく、

また、上司から打診されたわけでもなく、


ただ単に、

「状況から考えると自分以外あり得ない気がする、」

という程度の、憶測だったのでした。



「じゃあ聞いてみなよ」 って言ってもなかなか難しいらしくって

「誰かが行くとしたら、2004年の秋だろう」

ってことぐらいしか分からない。



「そんなんじゃ困るよ」

と言っても、なかなか話は前に進みません。



待っても待っても、上海の話なんて出てこないのです。



私と言えば、

初めて上海の話が出てからしばらくして、

通信教育で中国語を始めてみたものの、すぐに挫折してしまって、

す~っかり上海のことなんて忘れてしまっていました。



そして年が明け、2004年の春、

行っても行かなくても、

とりあえず趣味として中国語を習いに行こうと決め、

ワタシはワタシで、

行くかどうかも分からない上海への準備を、勝手に始めたのでした。



そして夏が来て、

「10月に行くなら、夏休み前には打診があるんじゃないの?」

なんて言ってたけど、結局正式な話は何もナシ。


あるのは噂だけ。誰が行くんだ?っていう噂だけです。


打診されそうだ。打診されるかも・・・打診されちゃうかなぁ・・。

・・・なんてことだけ。どうなってんのかサッパリです。



とはいえ、下手に「自分が行くのか?」って聞きに行くと、

まるで「行きたくてしょうがない」のか?って思われちゃうだろうし・・・

それはそれで、困ってしまうのだ。(行きたいワケじゃなかった)



結局、秋か?年内か?
と思っても、ちっとも打診が無くて

行くなら行くで、はっきりして欲しい~

それとも、行かないで済むのか~・・?


本当に、そう思っていた冬のある日、とうとう正式な打診が。。


2004年の暮れ、
ようやく、海外赴任の承認申請がされました。

それは、初めて上海の話を聞いてから、1年以上過ぎてのことでした。



承認申請したからには、決定だろうということで、

年賀状にも海外赴任のことを書いて送り、

徐々に周りの人に告げ始め、

様々なことを調べ始めました。



そして承認が下りたのが、2005年の1月下旬。

予定では、3月中旬出発、とのこと。



最初に話が出てから、1年半もあったのに、

「出国まで1ヵ月半」

という、

とてもドタバタで忙しい日々。


なんで、あんなに前から話があったのに、こんなに時間がないの?!
と、

準備の悪い自分を悔やみ、

ただ黙々と、様々な準備をすることになったのでした。

(結局、他にも海外出張が入ったりして、ダンナの赴任は4月1日に変更。

少し時間に余裕が出て、ワタシは楽にはなりましたが・・・)







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