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人の顔がフツーに見れない。
同じ空間にいるのが辛かった。
「俺はみんなとは違う人間やねんで」
「俺は仲間には・友達には・家族にはふさわしくないかもしれへんな?」
なんて考えながら違う話してる事も多かった。
「ばれたらどうなる?」という感情が以前より重くのしかかった。
どんどん悲観的になって行く。
「なんで俺はゲイやねん?」
「この人間関係の中で俺だけ」
「ゲイじゃなかったらもっと楽にいきられるのに」
「正直に生きたいけどそれはできん」・・・ってぐあいに。
「死んだら楽かな?」ってはじめて考えた。
「どうやって死のう?」
「楽な方がええな。」
「きれいな方がええよな?」
「遺書は書く?書かん方がええかな?」
こんな事ばっかり考えるようになって何ヵ月か過ぎた。
いつのまにか冬になってた。
スノーボードの季節です。
正月休みに行った。いつも通り夢中になり、関係なしに楽しかった。
「ここから帰ったら死のーかぁ。」
リフトにのってる間ボーッとそんな事を考えて、滑ってはまた考えた。
帰る頃には「もう一回来てから考えよう」って思えてた。
もう1回、もう1回って繰り返しているうちに考える機能が回復したのか、
そんな気持ちは消えて、春がきた。
「同性愛って何?」って改めて考えはじめる。
その時まで目を背けてきただけに、正しいことは何も分からないでいた。
ゲイ向けの雑誌や、TVの特集などでゲイの人がしゃべっている場面なんかでは
肯定的な情報が多いが、ホントのところどうなのか?
それが知りたくなった。
ある精神科に行ってその問いを聞いてみた。
表の世界からの答えを聞く事で、両サイドの声がそろっているのか確かめたかった。
「それは正常な事で、少数派なだけ」
「あなたの個性のひとつ」
「ゲイであることに苦しんでるのではなく、
それを取り巻く社会的な環境に苦しんでるんじゃない?」
「確かに生きにくい社会ではあるけど、
あなた自身が受け入れる事がいちばん大事」
言葉は正確ではないかもしれませんが、
意味合いはこんな感じだったと思います。
ポジティブになれた気がした。
でも、何も変わっていない現状はまだ目の前にあるまま。
「黙っているのは苦しい」
「でも知られるのは恐い」
「知られて何が一番恐い?」
・・・人間関係が壊れるのが恐い。
「それで崩れてしまうようなものが大事な関係?」
「違うよな?本当の事を言った後の関係こそ本来の関係やんな?」
きっとそう、嘘ついてる俺が一番インチキくさい。
ばれるのは恐いけど、
ばらしてしまえば恐いものはなくなる。
同時に今までの関係もなくなるかもしれないけど、
その時はもう一回やり直そう。
そう考えが固まって、カミングアウトをする事にした。
このカミングアウトについてはまたいつか書く事にして、
このへんで一旦締めますね。
それにしてもホントに長くなってしまいましたね、なんか暗いし・・・。
でも何かヒントや参考になればと、できるだけリアルに書きました。
だれか迷路に迷い込んでませんか?
「死のーかなぁ」って思っていませんか?
迷路には必ずありますよ、出口。
財産 2008.02.29
な。 2008.02.14
今じゃない、今じゃないって・・・。 2008.02.13