October 24, 2006
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カテゴリ: そのほか
実は先月の下旬、生徒の発表会を開いた。

といった方が当てはまるかとも思う。

その試演会は三人のお嬢さん方が主役。
それぞれ音大卒業後、コンサート暦や留学歴もあり、
既にある程度のキャリアを持った人たち。
そんな人たちに去年からバロック音楽のアドバイスをしている。
声楽家が二人に、チェンバロ初披露のピアニスト一人。

「音楽はレッスンだけでは中々見えてこないものがある。」


で、その試演会後、今日その中の一人のレッスンがあった。
今回、彼女はBachのKantate BWV200のAria"Bekennen will ich seinen Namen"と、
BartolomeoのAllelujaを持ってきた。
他にChristoph Bachも歌ってみたい、と言っている。
手に入りやすい一般的な曲か否かを問わず、
素直に歌いたい曲を探そうとする姿勢はすごいな、と感心した。

で、BartolomeoのAllelujaを中心に今日はレッスンしたが、
メリスマの音の運びから始まり、
アクセントの前の音の扱い、
音の長短・密度の感じ方、
レガートとそうでないところ、、

今日の彼女はかなり良く理解して表現できていたと思う、、。
歌っている合間の彼女の質問や話も僕にとって、
なかなか面白くなってきた、、。

ひょっとすると、試演会をやって一番勉強になったのは僕かもしれない、、。
試演会終了直後もそう思っていたが、


特にチェンバロと必死で奮闘していたピアニスト、
僕も歌なら具体的なアドバイスは出来ても、
チェンバロへのアドバイスは確かな事が出来る自信は無い。
『チェンバロの人って一体何やってたっけ?』僕もいろいろ考えた。
最後のあわせの日、チェンバリストで音楽学者の三島郁さんに来てもらい、
彼女はやっと専門家からのアドバイスを貰う事が出来た。
三島さんもとても良いレッスンをする人なんだ、と嬉しい再発見。

この、音楽創りの過程でほんのつかの間、一緒に悩んだ事は大きかった。
歌で何をやっているか、やってきたか、僕の中での再発見ともなった。

実は今日の歌のレッスンで、
『チェンバロの人って一体何やってたっけ?』
と悩んだ過程が、とても生きていたのだ、、。

さてさて、もう一人のソプラノ。
次の彼女とのレッスン、どんな発見があるか、、
実に楽しみである、、。





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Last updated  October 25, 2006 05:42:36 PM
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