October 7, 2008
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カテゴリ: そのほか
この事。。

私が書かずとも、皆さん書いていらっしゃるし、、
で、スルーしようと思ったけれど、


緒形拳。





じんわりと感慨が込み上げてきます。

実は緒形拳が亡くなった5日の夕刻、
偶然なのですが山田洋次監督の
<隠し剣 鬼の爪>
をDVDで見ていました。






私が思わず見入ってしまうのが、
幕末に東北の小藩である海坂藩が、
西洋列強の兵法を学ぶ場面です。

ナンバ歩き(走り)の侍達が、
西洋の歩行術(現代の私達の歩行術)を学ぶ場面。

日本式に各々が自由な動きをするのでは無く、
西洋式に隊列を組んで画一的な動きを学ぶ場面。。

こういった場面の作り込みが良く出来ているし、
"East meets West"、、は私にとっても切実な問題なので、
思わず我を忘れて、時間を忘れて見入ってしまいます。。

そして、脇の役者さんが凄いのです。


中でもぐっと惹かれるのが、
主人公の剣の師匠である田中泯。
この人は60歳を超えるベテランの舞踏家ではありますが、
俳優としてのキャリアは実に浅く一般の知名度も高いとは言えません。
でも、生き様が一瞬の表情に溢れ出てくるのが凄いです。


有名無名では無く、売れる売れないでは無く。
素晴らしい生き様を見せて頂いている思いがするのです。

そして、その生き様にしっかりと対峙し、
役者として磨いて来た「腕」で先のベテラン脇役勢が、
この映画に命を吹き込んでいるなぁ、、、
と思って見ていました。

そして、緒形拳。

悪役です。
しかも、ちっこい人間の悪党。

見ていて本当に裏切られるのです。

あの緒形拳の味わい深い笑顔の後に、、
どうしようもない位、裏切られるのです。

田中泯の授けた秘伝「鬼の爪」が登場してしまう、
その必然性を緒形拳が見事に引き出しています。。

緒形拳と田中泯。
文句無く憧れます。



「鬼畜」
が私の中に最初に焼き付いた「緒形拳」でした。

見終わった後、何日も忘れる事が出来ない位強烈でした。


<隠し剣 鬼の爪>
を見終わった翌日、まだ訃報を知る前でしたが、、
緒形拳の演技を考えたりしていたところでした。。


本当にこんなことを口にするのも憚られる程、
足下にも遠く及びはしませんが、、
己を磨く事の大事さを教えて頂きました。。



ありがとうございました。

そして、

お疲れさまでした。



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Last updated  October 15, 2008 04:14:38 PM
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