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あったかいレモネードをすすると
「疲れた・・・」
と言ってオヨ太郎はテーブルに伏せた
昼前から 小雨が降り出し
寒いコンディションでのU-10だった
朝からオヨ太郎 オヨ次郎とも
緊張し そわそわしていた
U-10は10歳以下のカテゴリーの試合だ
10歳以下といえば小学4年生となる
しかし うちのチームは2年生3年生中心のチーム
4年生はオヨ太郎一人
必然的にキャプテンとなる
2年生3年生中心のチームだが
3年生はこの4月からサッカーを始めた子どもばかり
ゴールキーパーをした子も
持ち蹴り(ゴールキーパーが持ったままボールを蹴る)も
今日が初めてというくらい
未熟なチームだ
ゲームをする前から
厳しいゲームになることはわかっていた
だから オヨ太郎 オヨ次郎には
「最後まであきらめないこと」
をずっと言い聞かせていた
ゲームが始まり
予想通り相手チームが得点を重ねていく
でも オヨ太郎 オヨ次郎も
必死にボールに食らいついていく
その必死さに
胸が熱くなった
ピッチの端から端まで
ゴキブリのように駆けずり回る
ボールの支配率はたぶん1:9くらいの割合で
相手ボールになる
それでも ひたむきにボールを追いかけ
ピッチを走り回る
結局 2試合やって勝つことはできなかった
とられた点数は途中まで数えていたが
わからなくなった
でも オヨ太郎 オヨ次郎は
満足気だった
悔しい気持もあるだろうが
今持てる力を出し切った という感じだった
たぶん 試合に出たみんなそうだと思う
「去年より良かった」
オヨ太郎の言葉だ
去年もボロボロにやられたが
今年のやられ方は全然違う
オヨ太郎 オヨ次郎は
またサッカーを好きになったようだ
自宅に戻って
風呂に入って
オヨヨメが入れた
あったかいレモネードを飲んだ
