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2006.11.03
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カテゴリ: 子育て&家族
インド、子供の組合。。。

昨日早めに帰宅した私は、家族が用事で出かける中、
一人でリビングでTVを見ていた。

特に見たい番組も無かったので、なんとなくNHKに
チャンネルを合わせて見ていたら、一人のインドに住む
子供の生活を追ったドキュメンタリーが流れていた。

その内容は以下の通り

兄妹の多い裕福でない家庭に生れた彼は、農業で生計が
立ち行かなくなった家族の為に、10歳で単身、インドの


彼がデリーに出てきたのは、何かあてがあっての事ではない
単に田舎にいても仕事がないからである、
そしてもう一つ、自身が家を出る事で少しでも食費の
負担を減らそうという事であった。

デリーに来てみた物の、10歳の彼には現実の風は冷たく
ずる賢い大人に騙されて約束の給金を払ってもらえず
毎日、食べるだけ精一杯
彼の願いである、両親や小さな弟達を幸せにしてあげる事
なんて遠い夢物語でした。

そんな彼が毎日を暮らすのは、家の無い子供や家出してきた
子供達の為に立てられたセンターと呼ばれる建物でした。


暮していました。
今年家を出て4年目の彼は、このセンターの責任者でした。

学校へも行けず、貯金も出来ず、家に帰ることも出来ない
彼のデリーの生活はすでに4年目になっていました。

インド通貨 1ルピー=2.6日本円


悟ります。
そしてセンターの仲間達とお店を出そうと計画します。
牛乳とお茶を混ぜたインド特有の庶民の飲み物のお店です。

半日働いても数ルピーしか貰えない中で、子供達は
いくつもの仕事を掛け持ちしてみんなでなんとか数ヶ月で
1万ルピーを貯めます。

彼らにとっては本当に今まで見たことも無い大金です。
その1万ルピーを持って地元の地主さんにお店を出す
土地を借りに行きますが、保証金として5万ルピー+
毎月6千ルピーを借地代として収める様に言われ
落胆してセンターに帰ります。

1万ルピー溜めれば、きっとみんなのお店が出せる。
お店を出せば、きっとお金が稼げて家族や仲間を幸せに
出来ると考えていた彼らは大きく落胆します。

彼らをバックでサポートする行政の大人たちは1週間を
かけて彼らに資金援助するべきかどうかを話し合います。

「お店などを持たせては、仕事に追われて勉強する事が
出来なくなるのでは?資金は援助するべきでない」

こういった意見が中にある為に、すんなりと資金援助には
繋がりません。

結局、最後は子供達が努力して1万ルピーもの資金を
作ったことが評価されて、1.5万ルピーが資金援助されました。

しかし、それでも望む環境に対する資金にはとても及ばず
彼らは自分たちが住んでいるセンターの一角でお店を
始める事にします。

彼らが住むセンターは、とても人の往来が望める場所ではない
為に、彼らは大きなポットに飲み物を入れて、
行商の大人が集まる市場まで売りに行きます。

お店がいよいよ数日後に開店というある日、
中心メンバーの彼が行方をくらませます。

翌日、みんなの元に戻った彼の目は真っ赤に腫れていました。
4年もの間、一度も会う事の出来ない家族に会いたくて、
そしていよいよ始まった仲間とのお店運営の重責に耐えかねて
一晩人気の無い場所で泣いていたそうです。

彼の家族は、農業をあきらめ土地を移り住んでしまった為に
デリーで住居が決まってなかった彼と連絡が取れなくなり
行方不明となっていました。

お店が開店して数日、ある日行政の人から家族の居場所が
わかった事、そして家族が彼に会う為にデリーに向って
いる事が知らされました。

本人はもちろん、仲間たちも大変喜びました。
係りの人と駅に行き、列車が着いて母親や家族を発見した
彼は、言葉も無く母親にしがみついて泣きました。
母親も息子を強く抱いてただ無くばかりでした。

家族と分かれて4年、まだ14歳の子供の彼がそこにいました。
父親は別の土地で働き口を見つけ、裕福ではないが
また、家族一緒に暮らそうと話します。
彼も家族と一緒に暮らす事を望み、一人で仲間たちに
別れを告げに行きます。

センターの子供達が集まって話し合いが始まります。
「僕がいなくてもお店は順調だからきっと心配ない」
「君が考えて立ち上げたお店だ、君がいないとうまく行かない」
話し合いはまとまらないままに、家族が帰る日がやってきました。
荷物を抱えた彼は、家族と一緒に列車に乗り込み、
荷物を座席に届けると列車を降ります。

「この町には、僕の仲間と僕のお店がある。
だから僕は残ってここでがんばる。きっと沢山のお金を
稼いで大きな家を建ててあげるから」

家族の乗った列車を見送り、ここで番組は終わりました。

1万ルピー=2万6千円

その資金を稼ぐ為に、子供達は汗にまみれ厳しく叱られ
それでも歯を食いしばって、いくつもの仕事掛け持ちし
食べたい物も食べず、欲しい物も我慢して数ヶ月過ごしました。

そしてお店を持った今後もそれはきっとそれほど大きく
変る事無く、毎日貧困と戦って行くのでしょう。

何もしなくても、親戚を回って挨拶をすれば10万近くを
お年玉としてもらえる日本の子供とあまりにも違いすぎる
現実が大きく胸を締め付けました。

きっとその場にいたら、5万ルピーは何とかしてあげるよ
って言ってしまうかもしれない。

でも、それは自分が彼らより裕福だという卑しい考えですね。
必死で力を合わせてがんばってる彼らに失礼な事です。

だけど、勉強したくてもその日を暮す為に働かなければ
ならない彼らに「勉強の邪魔になるから資金援助は・・」と
言う行政の考えは違うと思います。

勉強は大切だけど、勉強に打ち込める環境にあって始めて
考えられることであって、生きるか死ぬかの環境にある
彼らにとって勉強がどれくらいの位置にあるのか?

働いてお金を稼いで家族を幸せにしてあげたい。

彼の純粋で、必死な姿が目に焼きつきました。


ソレアード 
-子供たちが生まれるとき-
作詞:A.SALERNO,F.SPECCHIA,SEYMANDI
訳詞:山川啓介
作曲:C.DAMMICCO,B.D.BALDAN  
編曲:坂田晃一
歌:由紀さおり・安田祥子

Ah-
Ah-
子供は新しい 光をつれて来る
青空に虹をかけ 夜空に星を生む
子供は人々に 夜明けを告げに来る
争いや憎しみは もうこれで終わりだと
すべてがバラ色に 輝くこの世界
忘れてたやすらぎを 教える子供たち

「私たちは待っている。すばらしい子供たちを。
 白い肌、黒い肌、黄色い肌、
 みんな同じ、未来からの天使たちを。
 涙をほほえみに、憎しみを愛に、戦いを平和に変え、
 すべての人々を兄弟にしてしまう子供たちを」
それはまだ夢だけど 見果てぬ夢だけど
いつの日かきっと来る その夢のかなう日が
Ah-
Ah-





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最終更新日  2006.11.03 14:31:26
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