.

2010.09.03
XML

SSS

カテゴリ: カテゴリ未分類

だから嫌だといったんです


「そ、らくんの、ばかあっ!」
「……芭蕉さん」
「松尾、嫌だって言ったのに。なのに無理矢理するなんてヒド男!百貫デブ!」
「言いたいことはそれだけですか」
「ヒィィン手刀構えだした!もうヤダこの鬼弟子!」
「……そんなに僕が嫌いですか」


構えられた手刀がすっと下げられ、芭蕉は思わず動揺した。
てっきり来るだろうと思われた衝撃は無い。むしろ顔を伏せ、少しばかり落ち込んでいるように見える弟子の姿に慌てて言葉を繕い直す。

「いや、あの!確かに曽良君にいつも酷い仕打ちを受けてるとは思ってるけど、別に嫌いとかそういう事は無いって言うか……」
「でも僕と居るのが嫌なんでしょう。本音を言えば一緒に旅に出た事、後悔してるんじゃないですか」
「ち、違っ」
「僕は他の兄弟子と違って優しくありませんからね。厭われても致し方ない……」
「そんなことない!!もうっいい加減にしないと松尾怒っちゃうぞ!」
「芭蕉さん」
「私は曽良君がいいから旅に誘ったの!曽良君じゃないとダメだって思ったから……それぐらい弟子なんだから解ってよ!」
「……すみません」
「それに、私は曽良くんのこと……」

「何?」
「じゃあ、続きしてもいいですよね?」
「え?あ、いやっそんな無殺生……いやあああそんな所捲らんといてええ!」





「……じゃあ僕が貰ってやりますよ」
「え?何か言った?」
「ジジイの女装に需要はあるのかと……」
「ココまでやっといて今更!?!」


(日和/弟子×師匠)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.12.30 04:41:19


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: