Suiko108 News

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2007年03月18日
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カテゴリ: Suiko108 うらばなし

 高島俊男先生はその著書『水滸伝の世界』において、一丈青の意味の由来として、
「身長が一丈(3メートル!!)あった」
「一丈の青竜を刺青していた」
 などの諸説を紹介しておられますが、海棠の花にも見紛う美少女には相応しくないのではないか──とも指摘しておられます。
 それを踏まえ、佐竹靖彦先生が『梁山泊』の中で展開されているのが、
「かつては蛇や竜の長さを一丈とするのがスタンダードであった」という論です。
(ゆえに刺青説が出るわけですが……実際に“一丈青”というあだ名の無頼漢がいたり、水滸伝の原型である『大宋宣和遺事』では“一丈青”は張横(!!)のあだ名でした)
 もっとも、蛇──も、楊春になら似合いますが……。

 森下は東京都下に住んでいますが、ある昼下り、突然お向かいの奥さんの絹を裂くような悲鳴が聞こえてきました。何事かと外を覗いてみると、どうやら塀の上に大きな蛇がいたらしく、大騒ぎになっていました。
 その蛇が、実に不思議な蛇だったのです。
 誰かが飼っていたものでしょうか。道路に落ちたそれは、紐のように細くて長く、光沢のある灰色がかった青い色をしていました。
 精気にあふれ、強くしなやかで、美しくも妖しい蛇──それは、まさにイメージしていた“一丈青”扈三娘そのものでした。
 扈三娘は確かに美少女ですが、彼女もまた魔星の転生という宿命の下に生まれた“好漢”です。また鉤のついた絹を操り、強敵を次々と生け捕りにします。美しいだけでも、強いだけでもなく、華奢な体に無限のエネルギーと毒を秘めた存在、それが“一丈青”扈三娘なのです。
 一丈の青(あお)──それは、彼女が操る蛇のごとき一丈の青絹であり、生命力に溢れ、美しく危険な扈三娘そのものをも現したあだ名となりました。
 ちなみに、『絵巻水滸伝』は“一丈青”の英訳をEmerald Serpent としていますが、サーペントとは「海蛇」のこと。Emerald Serpent は水中をしなやかに泳ぐ、しかし、近づけば危険な美しい蛇のことなのです。

 ちなみに、くだんの青蛇嬢(雌雄は分かりませんが、『白蛇伝』でも青蛇はおきゃんな可愛い小間使いなので、青蛇はどうしても女の子のイメージです)は、近所の旦那さんの手によって、近くの畑に放されました。どこに行ったのか、その後、噂は聞いていません。





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Last updated  2007年03月18日 10時20分12秒
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suiko108 @ Re:こんにちは~。(☆≧∇゚)ノ(08/31) masunetgalleryさん 上手ですね! 正子…
suiko108 @ Re[1]:★大三国志展IN神戸、開幕!(09/05) masunetgalleryさん こんにちは。 埼玉…
masunetgallery @ こんにちは~。(☆≧∇゚)ノ suiko108さん こんにちは~。(v^-^v) …
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