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事故で骨折してから2ヶ月が過ぎようとしている。完全に痛みが引いた訳ではないが、普通に歩いたり走ったりする分には差し支えないほどの状態まで回復したので、そろそろバイク生活に復帰したいと思う。バイク屋からは既に修理が出来ているのでいつでも取りに来てくれと連絡を受けていた。そして晴れた日曜日の朝、ライダージャケットを着てライダーブーツを履いて、事故当日と同じ格好をしてみた。転倒した時の生々しい擦り傷がブーツに付いていて、否応なしに事故った瞬間の記憶が蘇る。そしてそれはバイクに対する恐怖心へと変わっていった。しかしそれを乗り越えないことには、この先再びバイクには乗れなくなってしまうような気がしていた。バイク屋へ行って挨拶すると、店員は「意外と回復が早かったね」と言っていた。修理費用を支払うと、いよいよマシンと2ヶ月ぶりの対面だ。倒れた側のカウルやステー類やハンドルなどはすべて新品交換なので見た目は当然ながら新品同様で転倒した跡は感じられない。バイクの傷が治り、自分の足の傷も治り、残るは心の傷のみだ。おそるおそる跨ってエンジンをかけてみると、マシンは2ヶ月前と同じように元気な音を響かせながら目覚めた。少しだけ感傷に浸りつつ頭の中で恐怖感を振り払うために何度か深呼吸をした。そして1速のギアを入れると、ゆっくり走り出した。最初はやはり恐怖感が全面に出てしまい、スピード上げられずに交通の流れに乗れてない。操作もかなりぎこちなくて、特に怪我した方向に倒しこんで曲がる時は恐怖感からどうしてもギクシャクした動きになってしまう。久しぶりにガソリンスタンドに入った時も、モタモタして思わず立ちゴケそうになった。しかしそのまま1時間ばかり乗り続けるうちに、少しずつではあるが以前の感覚が戻ってきているような気がしてきた。本当であればその日はバイクを引き取ってすぐ帰宅する予定だったがそのままリハビリがてら走ることにした。どこに行こうか迷ったが普段走り慣れている所の方がいいだろうと思い、行き先は箱根に決定。日曜日で渋滞している国道1号線をゆっくり走りながら箱根を目指す。12月の箱根はさすがに寒いが、それでも例年の冬に比べたら今年はまだ暖かい方だろう。見慣れた箱根の温泉街に入ると多くの客で賑わっていた。そのまま温泉街を抜けて大観山方面に行き、上までは登らずに途中から箱根新道に入ってまた箱根口まで戻ってきた。寒かったが、久々にバイクで走れたという喜びの方が大きかった。そして帰ってくる頃には自分を支配していた大きな恐怖感は、かなり和らいでいた。これから先は今までのように何度も乗って、バイクに慣れながら恐怖心を克服していくしかないと思う。あとは時間があれば自信をつけるためにライディングスクールなどにもチャレンジしてみたいと思っています。来年は事故りませんように( ̄人 ̄)
2004年12月20日
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