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2009年01月06日
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カテゴリ: 患者さんとの交流
年末と年始に、「ご挨拶」メールが沢山届いております。


昨年の秋頃でしたでしょうか・・・・
腹膜中皮腫の患者さん(40代・女性)からメールが届きました。
この方、なかなか愉快な方でして・・・
1日に3回くらい電話がくる事が何度かありました。
「ホント、本当に何度も何度もすみませぇ~ん」
と、申し訳無さそうに電話がくるので、つい、微笑んでしまいます^^

この腹膜中皮腫という病気、実に稀の中の稀な病気です。

あくまでも統計上ではありますが、年間2000人位の発症ではないかと思います。
毎年、何万人も胃癌患者さんは発症しますから、この数でも少ないんです。
一般的な総合病院では、スキルス胃癌患者さんが、他のスキルス胃癌患者さんと出会う事なんて、まずないです。
それくらいの少なさなんですねぇ・・・

ですが、この腹膜中皮腫という病気は、年に10~20人程度の発症ではないか?と言われています。
これだけ数が少ないですし、そもそも、何科にかかってよいのかわからない。
この患者さんの場合、卵巣癌から始まったという経緯があるので「婦人科」でお世話になっています。
女性だから婦人科ですが、何も女性特有と言う病気じゃないですし、男性なら何科やねん!ですよねぇ・・・???

悪性の腹膜中皮腫ということで、抗癌剤治療を受けています。
既に、何度か手術経験があり、まぁ、癌ですから取れるものは取ったという状態。
ですが、腹膜までは切除出来ないという事で、腹膜の癌は抗癌剤で抑えていこう・・という事のようです。


それで、私のブログがヒットしたようです。
これだけ稀な病気であれば、情報も少ないでしょうし、何のキーワードでヒットしたのかわかりませんけども、よく私なんぞの所に??という思いでした。

そもそもですねぇ・・・
私は胃癌、大腸癌であれば、ある程度の予測がつくようになりましたが、腹膜中皮腫なんて、全くわからんのです。
だからと言って、「わっかりません」じゃ、あまりにもお気の毒なので、腹膜だし、米村先生に相談してみっか・・・と、本人に返事をする前に先生に相談という形を取りました。


そもそも、これだけ数少ない病気でありながら、米村先生は何人かこの病気の患者さんを診ておられました。

手術出来るかどうかもわかりませんし、そもそも、状態がわからないですし、あくまでも「話を聞くだけ」のつもりで、来てみてはどうでしょうか?という、実に軽いノリです。
本人も「ダメもと」で良いと言われますし、話だけでも良いと言われますんで。
セカンドオピニオンに必要な物のほかに、手術時に採取している癌細胞のプレパラートも持参して下さいと、伝えました。
(これは、以前に書いた子宮体癌肉腫の患者さんの場合が、そうだったので)

これら必要な物を揃えるために、主治医にお願いをしたら・・・
すごぉく温厚な人で、信頼もしているし、評判も良い医師らしいのですが、いきなり手の平を返すがごとくの対応だったとか。
「他の病院に行くなら、もう、ここでは診ない」
とハッキリ言われたそうで、本人はビビってしまい半ベソ状態で電話が来ましたねぇ・・・

本人は、「先生のことは信頼しているし、今後もここで診て貰いたいし、あくまでも話を聞きに行くだけですから」と、ちゃんと言ったのにと、言います。
「それなのにぃ・・・」
と・・・
それでも何とか、話を聞きに行く事は納得してくれたそうで、資料を借りる手筈は整いました。

「なんで、あの優しかった先生が、あんな事を言ったんだろう・・・」
と、何度も繰り返し呟いていました。
ホントに優しい穏やかな先生なんですよ、お世話になったし・・・と、こんな事を言われたというのに、かばうような口調でした。
まるで人が変わったようで、信じられないという風で・・・
まぁ、医者側からみれば、こっちは一生懸命治療してきたのに、別の医者の下へ行くんかい!!と思われたのかもしれませんけども。

で、セカンドオピニオンに行き、手術の可能性を示唆されました。
となれば尚の事、元の病院には行きたくない・・・
で、別の病院探しが始まりました。
やはり、地元病院の確保は必要ですからねぇ・・・・

抗癌剤治療だけなら、消化器の病院でも受けられるからと、以前、消化器の病気でお世話になった病院に出向いてみました。
そこの病院では
「貴女の場合ねぇ、抗癌剤治療をしても、手術をしても2年生きられれば良い方なんだから」
とハッキリ言われたと言います。
そして、また半ベソ状態で電話が・・・
「眠れなくなりました」
と。。。

こりゃまた、キツイ事を言う医者だなぁ・・・
と思いましたが、とにかく、他にこれといってアテがないと言います。
何を言われても、取り合えず、診てくれて、治療をやってくれれば問題は無いわけですが・・・

とにもかくにも、何度も何度も心にも体にも傷を負ってきた患者さんです。
何とか、少しでも生きたい、治りたいという思いだけなのに、上手く相手には伝わらなかったようです。
そんなこんなの山あり、谷ありで、何度も何度も電話がかかってきました。
それでも、吐き出したらスッキリする部分もあるようで、どんな内容でも最後は「あっははは・・・」で締めくくりです。

時には「お恥ずかしい話ですけども、治療って、お金がかかりますよねぇ・・」なんて内容も。
それでも、最後は「あっははは・・・」です。
私って、笑えるヤツなんでしょうかねぇ??

現在は、手術待機中です。

これからも、落ち込むことも多々出てくるだろうと思いますが、その時は、また一緒に笑いましょ大笑い






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最終更新日  2009年01月06日 21時21分01秒
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