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2012年06月07日
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カテゴリ: 患者さんとの交流
「良い話ばかり書いてません」 宣言をした通り、今回は訃報です。
気が進まない方は、ここで今回はスルーしてください。
決して、怨みつらみの内容ではなく、暖かな「ありがとうございました」の内容です。

良い経過も、良くない経過も包み隠さず書いて、治療選択の材料にして欲しいから、私は双方の経過を書いていますが、患者さんご本人にすれば、「悪い話はもう沢山、聞きたくない、知りたくない」 が人情でしょう。
そう思う患者さんの耳や目を無理やりこじ開けて、情報を押し込む気はありません。

以前、米村先生に


 私も死ぬんですかって言った人がおる


って言われたコトがあります。
」 がポリシーだから悪い話は書いて欲しくはないんでしょうけども、体は嘘をついてはくれないように

先生、申し訳ないですけど、私は嘘は書けませんよ

と答えました。
治療選択の自由と同じく、情報選択の自由も、これまた患者さんにあるんです。


2011年10月17日~20日にかけて書いた虫垂癌の患者さん(当時49歳)の訃報が昨日、届きました。
(経過は過去の日記参照方)

※ちょっと話が重複します

腸閉塞を何度も繰り返した挙句、虫垂癌であることが判明したのが、2011年3月です。
この時、既に腹膜播種。

その後、米村先生の手術を受けたのが2011年9月です。
腸閉塞を繰り返していただけあって、かなり病状は進行していました。


大きな手術であったことから、入院が長引いてしまって、昨年10月の日記に書いたように大プロジェクトの退院移動となったのでした。

退院後の一番の懸念は、術後のケアと治療の受け皿でした。

退院翌日には、それまで診て貰っていた地元の学病院を受診。
ここでは、大きな手術を受けたことへのねぎらいの言葉を貰い、ストマに関しては、看護師長さんからも協力的な言葉を貰い、また、在宅でのケアに関しても、この患者さんのかかり付け医への配慮までして頂けて、実に良い滑り出しでしたね。


見直したというか、ある意味、拍子抜けしたというか。。。
全般的に見て、「良かったじゃん」というのが私の感想です。

誰もが実験台なんかになりたくはないものだけど、それなのに、大学病院には行きたがります。
設備の点、最新医療が受けられるという点、良いトコばかりのようですが、ここは医者を育て、治療研究も目的としています。
だから、大学病院を選択した時点で、実験台の歯車の一部になることは覚悟せねばなりません。
そういった研究を経て、比較対照試験を経て、そんな患者さん方のお陰で今の治療が存在するのです。

だから、こういった病院は否定できませんし、必要不可欠な施設です。
故に、進行してしまった癌患者さんには冷たい・・・もの。
治す為の治療、改善するための治療が目的の機関なんですから。

ですから、ステージ4の癌患者さんは、居場所を無くしてしまうのが常識の場所でもあるのです。

そんな病院でありながら、ここまで良心的に且つ、好意的に受け入れてくれたことに驚いたものでした。


続く





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最終更新日  2012年06月13日 20時26分47秒
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