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スルーをご選択の方はここまでということで
これは、年内にいつか書いておこうと思っていた話です。
実は今年の春に、
あるスキルス胃癌の患者さんが亡くなられ、
私、お別れの会に足を運びました、
患者さんは60代男性です。
当初は、治験に参加していた患者さんです。
治験というのは、フラジャイルというドラマでも言ってましたけど、
本来の「治療」とは違うんです。
その治療の効果が無くなれば、もう、そこでは治療は終わり。
手術ができるような成果が出ても、
治験では手術の選択肢は出てきません。
そんな流れを身をもって感じたこの患者さんは、
自ら、治験を外れる決心をされたのです。
ですが、時はもう。。。
米村先生の元へ来られた時は、もうかなり病状が進行していました。
腸閉塞の症状が顕著でしたからね。
待ったなしの状態でね、
せめて、食事が摂れるようになってくれればと、
何とか手術はしたんです。
一時は回復し、リハビリもしました。
ですが合併症に見舞われてしまいまして、
帰らぬ人となりました。
合併症さえなければ・・・という思いは今もあります。
私は、この患者さんの奥さんと交流がありました。
奥さんからは、
つたないブログですが、こんなブログを書いています
そう知らされていましたので、
時折、拝見させて頂いていました。
ご主人が亡くなって、葬儀を終えてから、
お別れの会を開くことが書かれていました。
場所は東京です。
それで、奥さんには事前には何も伝えず、
東京へ足を運びました。
どんな対応をされるのか、わからぬまま。。。
突然、見知らぬ女性が目の前に現れて、
一瞬、驚かれていました。
私が名乗ると
えっ、どうして・・・
って。。。
「お力になれなかったこと、お詫びに参りました」
と静かに頭を下げました。
怒られる事を覚悟して行ったのですが、
何を言われます、私共は感謝こそすれ
頭を下げて頂くようなことはありません
本人が望んで受けた治療です、
亡くなった主人も、私も、
米村先生にも、貴女にも本当に感謝しているんですよ
と仰って頂きました。
一気に涙がこぼれそうになり、
それを察したこの奥さんは、私を気遣って下さいました。
あまりにもありがたく、ただただ、私も涙でした。
決して忘れてはならない、この奥さんの 「思い」 を
これからも、ずっと胸に収めておきます。
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