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<11>怪我はなかったが、車はと相手の男性とバンパーを見た。キズは見えなかったが、ぶつけたことは間違いないんで、修理・交換になるだろうなと思っていた。すると男性は、「キズもないようなんで・・いいです」と言う。「お酒入ってるみたいですね。お互い気をつけましょうね」とも言う。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.21
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<10>相手の車の運転者は、すらりと背の高い美男子だ。30歳前後だろうか。助手席に彼女らしき女性が乗っていた。窓越しに「すみませんでした。大丈夫ですか?」と聞くと「は?」という顔をしている。「おケガはなかったですか?」と聞くと「大丈夫です」ときれいな笑顔が返ってきた。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.19
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<9>ナナエの歌うような「ぶつかっちゃったぁ」を聞いてリラックスできたので、次は事故処理だ。故意にぶつけたわけではないのだから、事後処理をちゃんとやらねば・・。車から降りて行って相手の運転者の男性に「すみませんでした」と謝った。交差点での追突は、100%オレが悪い。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.18
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<8>信号待ちをしている車に、後ろから当たった。酒酔い運転で人妻を乗せて、交差点で追突。社会的立場などある人なら、人生が激変する失態だ。助手席のナナエは・・「ぶつかっちゃったぁ」・・さすが日頃から歌を歌ってる子は声がいい。「ぶつかっちゃったぁ」の「たぁ」はF#の音だった。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.16
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その同窓会の帰りはナナエとドライブ・・これは不健全で健康的なアバンチュールで、自分たちが絵本の水彩画の挿絵になった気分だった。ただ・・オレが酒酔い運転だということが最悪だ。その状況が平気になってしまう酒も怖いものだ。しばらくの間、フラフラと軽快に走っていたが・・事故った。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.15
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[過去] ナナエは相変わらずかわいかった。色白丸顔、ちっちゃくってぽっちゃり、ふんわりしたイメージで、何にでもよく笑うし、まじめに教養あるところも見せるし、たまにいじけたりして、それがまた「次女」っぽくて かわいいね。そして歌が好きでうまいしね。「でゅえっと」もしちゃった。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.06
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それから数カ月後、中学の同窓会がありまして・・卒業以来初めての同窓会とあって大勢のややおじさんややおばさんが集まった。同級生というのは不思議に自然に笑ってしまうほど・・安心する存在なんだろうか。酒もさんざん飲んでしまった。2次会3次会も当然行った。常にナナエがいっしょだった。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.05
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≪4≫--------------------------------------------「じゃあ。気をつけて」と言って車に乗り込んだ。追突君は、助手席側の窓の外で、深々と頭を下げていた。走りだして、バックミラーを見て見ると、彼は雨に濡れながら、車の横でこちらを見ていた。結局、その彼はどこの誰だか知らないままになった。その後会うこともなかった。きっと生涯あうこともないだろう。「一期一会」かな・・(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.03
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≪3≫--------------------------------------------興奮と緊張と小雨の中にいる彼に向きなおっって言った。「あのねぇ・・今日のとこは何もなかったってことにしてもいいよ」追突してきた彼は「え?ええ?どういうことですか?」と、戸惑っているようだった。「オレの車もそんなに傷まなかったし、警察も呼ばないし、損害賠償もなしでいいと思ってる」そういうと追突君は、ぱぁっと表情が明るくなった。「ほ、本当すか?」「うん。ただ無罪放免にするには、条件が2つあるんだ」「条件?なんすか?条件って」追突君、ちょっと表情が曇ったかなと見えたので、安心させて落としてるのだから話を聞く態勢にはなったろう。「条件の1つはね、雨の降り始めは路面が滑りやすいってことを覚えてほしいんだ」「はあ?」出された条件は、自分に不利なことなのかと構えていた追突君は、きょとんとしている。「あのね、今回ぶつけたことで、雨の降り始めは道路がすべりやすいってことを、身をもって体験したろ。それをわすれないで、これから気をつけてほしいんだ」「あ、ああ、そういうことですか。わかりました・・それでもう1つの条件は?」よしよし、自分から聞いてきたな。これなら話は入りやすいだろう。「もう1つの条件はね、その雨の降り始めは危ないってことを、人に話してほしいんだ。いろんな人に伝えて広めてほしいんだ」「人に伝えて広める?・・それだけでいいんですか?」「うん、それだけでいいよ。これでボクとキミの事故もなんにもなしってこと」「本当すか?ありがとうございます」(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.02
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≪2≫--------------------------------------------どうやら、彼は車をぶつけたことで、オレに責められるか、お金を要求されるかと思ったのだろうか。自分の失態の自覚があって、相手に怒られそうだと、あわてて遮ろうとするようだ。最近、よくいるタイプかも・・優等生的な人にね・・オレは、彼と話をするのをやめて、自分の車のぶつけられたと思われるリアバンパーを、手で触ったりして、キズがないか調べた。バンパーをよく見てたら、あきらかに今回の事故でついたものでないキズがけっこうある。角のこすれたあとなどをしみじみ見ながら、いつどこでこんなキズがついたろうと眺めていた。、今回追突されたことで、オレの車がこんなにキズがあるんだということに気付づいた。そして、オレはこまかいキズを気にしない人なのだということにも気づいた。(つづく) 第22話全編は[楽天グログ・・FREE PAGE]に掲載します
2014.01.01
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