茨城県水戸から発信 Bacon's Infomation Laboratory

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2014.09.21
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カテゴリ: 読んだ本


利他学 [ 小田亮 ]

随分ながいこと日記をさぼっていました。
もうやめようと思っていたのですが、書きたいと思うこともやはりどうしても出てきます。

「利他」に関しては私にとってとても重要なテーマです。
理念の大切さを標榜している以上、理念に集う”人”の精神として、「利他」の精神は欠かせないものです。

ところで、利他って何なのか?どこから来るのか?
ミクロ経済にあるような合理的な判断基準だけでは説明できないのが「利他」
それを科学的に突き詰めようということで、古今東西の様々な実験、研究を考証しているのがこの本です。

スタートは生物の本能というか遺伝子レベルの話
自分の遺伝子をどう残していくか?から始まります。

自分の遺伝子を持つ子供が元気に育ってほしいというのは、当たり前のようですが、自然淘汰により備わってきた仕組みなのです。

そんな話から色々ありまして、直接的に見返りのない「利他」(間接的互恵)がなぜ生まれるのか?
災害で大きな被害があった地域に義援金を送るとか、道で困っている見ず知らずの人を助けるとか...

これも適応と淘汰の中で人間の奥底に植えつけられた生存本能で、結局は人間の社会はある程度ニッチ(狭い世界)で集団を形成しており、その中でうまくやっていくための仕組みとして備わってきたようです。
したがって、いじめの原型は利己的なものを排除する集団適応の仕組みだったのだと思うのですが、現代では逆になってしまっています。

本来は集団適応の結果として、道徳性(罪悪感と言ったもの)が形成されます。
この形成には学習が役立っていると考えられ、本格的な利他行動ができるのは人間だけのようです。

そんなことでやはり「道徳」がないといけない。
科学的なアプローチでもそんな答えが導き出せるのだなあと感心しました。






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Last updated  2014.09.21 10:50:04 コメントを書く


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