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篝火の塔、沈黙の唇

島の灯台に幽閉され、腹違いの兄達の慰みものにされている椿は、敷島子爵家の嫡男として生まれた。しかし生まれてすぐ盲目となったため、家を継げず、今は兄二人に嬲られる日々を送っている。ある日、椿のもとに十左という男がやって来る。十左は椿を救おうとしたとはいえ、椿から父の庇護を奪った男だった。名を隠し椿の世話係となった十左は、兄達に仕込まれた薬で苦しむ椿を慰める。やがて二人は心を通わせ始めるが…。

玄上さんのデビュー作らしいです。本編だけで322Pもあります。涙を誘ういいお話ではありましたが、時代的なものもあり表現が難くあたしにはちょっと手強かった、というのが正直なところです。なので作品の良さも6割程度しか判ってないような気がします。表現が易しければもっと馴染みやすくなったかもしれませんが、お話の雰囲気がその分壊されていたと思われるので止む無しでしょうか。

華道の敷島本家の一連の騒動についてのお話で、本家が所有する孤島の灯台に本妻香織の長子椿が幽閉され、食料その他のものを届けにくる妾腹の現当主高尾達によって陵辱されるシーンから始まります。

先代当主は香織を深く愛していていたが、子を成せない日々が続き止む無く側室を迎えることになり、ほどなく男子が誕生する。そうなっても当主の香織への愛は変わらず、側室もまた万事控えめに耐えていたが、長子の後継認証のころ香織が懐妊、生まれたのは男子だった。妾腹の子には華道の秀でた才はなく、当主も当然のように香織との子に後を継がせたがったことで立場を追われることに恐怖を感じるようになった側室は精神を病みはじめる。

盲目では華を活けることはできない。我が子を家督相続の争いから守るため、香織自ら針を持ち子の眼をつぶし、名も忌み名である『椿』とつけた。そうして屋敷の奥深くでひっそりと生きることになり、離れから出ることもなく育った椿には接する人間も限られていたが、ある日離れの庭に下男として少年が来ることになった。少年とのほんの僅かな一時は椿の大きな慰みとなり、実直な少年も幼い主のため心を砕く幸せな毎日だった。が、悲劇はおこる。育つにつれ椿の容姿は亡き母香織の面影が強く現れ、妻への愛が忘れられなかった当主は道を踏み外してしまう。

・・・すみません、とっても長いお話で↑のはほんの障りだけなんですが、上手くまとまりません。要するにこの後も更なる悲劇が椿の身に降りかかり、ひたすら椿が耐えるというお話で、事件のあとの5年後、灯台で再会させられた少年だった下男と椿とのカプになります。

従者である下男十左と、特に女中千代(元は香織の側仕えだった)の忠義心は凄まじく、椿が兄達から受ける陵辱のシーンより涙を誘います。終盤、哀しい結末となりそうな予感がしてハラハラしましたが、どうにかハッピーエンドまで漕ぎつけ本のお話は終わって一安心。

続編がWeb限定の期間限定で公開しているのを見つけました。
公開からかなり日がたってましたので、ダメもとで覗いてみたら読めました。続編といえばお決まりの、二人の甘い生活が書かれているんだろうな~と思いつつ、ニヤけた顔で読んでましたが、イタ~イ!!Σ(>д<)  やっぱりこっちもイタイ所がありました。椿は恋する人が出来たので、子供っぽいところが随分でて困り顔の十左とのやり取りは、甘くて心が和むんですが、、、


http://www.gentosha-comics.net/genjo/index.html






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最終更新日  2008年02月14日 11時49分15秒
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この作品  
comaちゃん  さん
裏の説明を読んで、すごく痛そうなので、やめていました。^^;
やっぱり、痛そうですよね。
どうにかハッピーエンドということは、かなり辛いシーンの数々でしょうか。 (2008年02月15日 17時08分30秒)

Re:この作品(02/13)  
海牛888  さん
描写としてはかなり痛そうなのが1回ですね。表現がどちらかといえば難い方なので、あまりHシーンにナマナマしさは出ないんですが、そこのシーンだけは想像するのを脳が拒否してしまいました(-_-;)
(2008年02月15日 19時14分51秒)

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