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2008年02月14日
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カテゴリ: 萩野シロ

2007年8月発売文庫くちびるを濡らす恋の雫

偶然の再会。逢いたかった!けど、遭いたくなかった?だって今の自分の生き方を決めた、忘れられない男だったのだ!!テキトーに要領のいい聡は、高校時代に一方的に知っていた堅物の蔵元の息子、四條と専門学校で親友に。四條の真っすぐさが煩くて、大好きだった。卒業の夜、獣じみた慾情で日本酒の芳醇な匂いの唇を舐め噛みそして…!あの陶酔も熱も衝撃も落胆も消化されないのに、男前に磨きがかかった四條はムカつくほど爽やかだ。だが今の四條にも実は…。

恋ってこんなものなんでしょうねぇ。ふとした瞬間に空気が変わってドキドキと心臓が高鳴って、相手の動きから目が離せなくなる。でも同性だし、友情があるので尚更ややこしい。相手は何を望んでいるのか考える。友としてつき合うのか、それとも・・・ぐるぐる悩んじゃっています。♪♪(*´▽`*)ノ゛うふふ~

元同窓生の蔵元の息子と居酒屋店主のお話なので、日本酒がお話によく登場しています。今は居酒屋の店主となった聡は、本来軽くていい加減な男で、聡目線からお話が進んでいくので各シーンがわかりやすくて、面白いです。

蔵元の三男坊四條は酒の味の区別がつかないことから、酒造りを二人の兄にまかせ経営と営業のほうを担当しているので、酒造りの詳しいことはまるで書かれていませんが、職人気質の父親と時代を見据え新しい酒に希望をかける兄との衝突が、足踏み状態に陥っていた二人の微妙な空気をさらに揺るがせ、気持ちの探りあいから脱出できるラストへと流れていきます。

オビには『ここ、が甘いのは、躰のなかから愛が蕩けでてるから』な~んてエロエロっぽく書いてあるし、亜樹良さんのイラストだしって思ってると大間違いなあっさり仕立て。ねっとりしたキスシーンが数度ありますが、思いが伝わって結ばれるのはラスト1回こっきりです。それよりも、事あるごとにお互いを必要だと思いながら惹かれていく、心の浮き沈みが堪能できて◎な作品でした。





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最終更新日  2008年02月15日 09時22分53秒
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