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2008年02月20日
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カテゴリ: ●た行  その他

溺れる戀

恋がこれほどまでに心を狂おしく、重くするものだとは知らなかった。
富裕な成實家の末っ子として生まれた成實祥彦は、ある使命を持って豪華客船青洋丸に乗り込んだ。倫敦までのこの船旅は祥彦の人生を決める旅だった。そこに、大学時代の同窓生・伊藤龍次が現れる。彼がなぜこの船に?かつて、伊藤は祥彦のなかに痛みを残し、そして消えたのだ。いつでも祥彦を捕らえて放さなかった視線に、再び祥彦は囚われるようになり…。

昭和初期のお話でイラストは今一子さんです。静かな、一昔前の話といえば今さんの絵がピッタリくるようで、雰囲気があるイラストにうっとりです。黒いオビがついておりまして、『笑いながら、 彼は 僕の心を 殺すのだ  』とあり、くら~い激し~い内容を期待。。。。がっっっ。

主人公祥彦は傾きかけた成実の家を救うため、資産家の娘暁子と婚約することになっていた。豪華客船でのお見合いを望んだのは暁子で、その費用さえ捻出するのが苦しかった成実家には後がない。だが、船の上で思いがけない人物伊藤の姿を時折みかけ、心が揺れる。伊藤は大学のころ、あることがキッカケで関係したことがあり、しかも伊藤の家は成実家が融資を絶ったため一族が離散、伊藤自身は大学を辞め祥彦の前から姿を消した男だった。

伊藤が船に乗っている理由がわからないまま、運命の日はやってくる。暁子の誕生日に用意した豪奢な首飾りをプレゼントし、祥彦との結婚が決まる手筈になっていたが、突然船の電気が落ち暗闇が去った後には、首飾りは消えうせていた。。。。というところまでが中盤までのお話になっています。

要は再会もので、キーアイテムの蝶の首飾りも簡単に予想できる曰くつき代物。
いけない、いけないと思いつつ、救わなければいけない家と家族を捨てる様(結局救うべき家はその時点ではもうなかったんですが)は確かに恋に溺れた姿ではありましたが、対する伊藤の『熱』を殆ど感じなかったのが残念です。

また伊藤と乗り込んだ別の船が大波に揺らされたり、出火のうえ沈没したり、いきなり災難が降り始めるのでどうしても取ってつけたような違和感がありました。

期待したほどワクワクもドキドキもしなかったので、☆は2つぐらい、低めのお勧め度です。






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最終更新日  2008年02月21日 11時47分05秒
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