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2008年03月19日
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カテゴリ: 剛しいら

美しい犬

美しい男は、それだけで価値がある―己の美しさに自信を持つ、極道の二代目で実業家の紫朗は、新事業のドッグレース開催に取り組んでいた。そのビジネスパートナーは冴えない田舎ヤクザの勇馬。しかし彼の本性はフェロモン溢れる傲慢男で、自宅に連れ込まれた紫朗は手錠足枷で拘束され犯されてしまう。犬をこよなく愛する勇馬は、綺麗なアフガンハウンドのような紫朗に一目惚れし、飼いたいと言うのだ。だが、おとなしく躾けられるような紫朗ではなく…。

ドッグレースの話と聞いていて、一体どんなお話になるんだろうと期待度大だったんですが・・・・う~ん、、、微妙な仕上がり具合でした。確かにドッグレースを日本で開催しようとするお話ではありますが、要はヤクザもの。女の子が欲しかった母親に名前を菫(スミレ)と名付けられたことから名前にコンプレックスを持っている極道の息子が、周囲に自分を認めさせるため任された新事業、日本でドッグレースを開催しようと奔走するお話です。

そこに東に勢力を拡げようとしていた西の曽根崎組が名乗りをあげ、共同で準備をはじめることになった勇馬と菫だったが、菫が関係書類にも目を通さない怠け者であったので、勇馬は躾けと称して自宅へ監禁し、ドッグレースの基礎を覚えこませる一方、菫の親との裏取引で菫が売られたことをバラしたうえで無理やり抱く。

その後関連会社との接待のためマカオに飛んだ菫たちは、勇馬のおかげもあって支障なく予定をこなしていたが、ある夜勇馬が離れた時に菫が数人の男達によってさらわれてしまう。菫を拉致したのは日本でのドッグレース開催に反対するマカオのギャング一派で、法外な金を振り込むか新事業撤退かどちらかを選べば助けてやると、菫の組へ連絡していたが当然金は振り込まれず、見世物として薬を打たれた闘犬と同じ檻に放り込まれて、、、と、お話が続いていきます。

極道の息子としては、菫のキャラは一風変わっていて面白みはあります。極道の道を歩ませたくないとヤクザからは距離をおくようにしていた母親の思惑からはずれ、抵抗なく極道入りした後は、夜の女たちとちゃらちゃら遊んでるようでいて、次にくる流行を読み年商数十億をたたき出すモトを思いついたり(実際のブレーンは彼の秘書ですが)、任侠道や浪花節の世界へは踏み込まず、世の中を上手に渡って気楽に生きています。西との抗争回避のため売られた形になったわけですが、心に痛手も受けず勇馬に対しても快感を与えてくれたのでまぁいいかと思える柔軟さはすごい。

なのに、ストーリーとして微妙だと思ってしまうのは、たぶん、菫と勇馬との恋のほうに重点が置かれていないように感じるからで、勇馬の菫への態度もいまいち甘くないというか。代価として差し出させたほどの執着を感じないというか。兎にも角にも『攻が受にベタボレ』という形が大好物なので、好みの問題なのかもしれません。








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最終更新日  2008年03月19日 12時00分23秒
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剛さんは  
comaちゃん  さん
すっごく面白いものと微妙なものがありますよね。

私も同じで、いじめても(?)攻めは受けにべたぼれというのが好きです。(^-^) (2008年03月21日 17時21分43秒)

Re:剛さんは(03/19)  
海牛888  さん
そうだったんですか。剛さんの本はまだコンプまでいってなくて、今の所一番のお気に入りは『顔のない男』のシリーズです。 (2008年03月31日 13時39分18秒)

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