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2008年06月12日
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カテゴリ: ●あ行  その他

狩人は夢を訪れる

夜ごと激しくなっていく、夢の中の淫らな愛撫―。美大の新米講師・初音は、一流画廊のオーナー・高階一臣と出会って以来、淫夢に悩まされるようになる。高階は優雅な物腰の紳士だが、夢では半裸で野性的な陵辱者。清楚な初音の美貌が悦楽に歪むのを冷ややかに貪るのだ。「私を待っていたんだろう?」その囁きに、身も心も溺れていくが、ある朝夢と同じ場所に残る痣を見つけて!?

あらすじを全く読まず、予備知識のない真っ白な状態で本を読むのは、意外な方向へ話がころがっていく時もありものすごく得をした気分になります。この本もタイトルと序盤の出会いの段階では昼の顔と夜の顔を持つ、2面性のある男とそれに魅入られた受の話だと勝手に想像していましたが。

受は男と出会ってから毎晩男の夢を見るようになります。夢のなかで男は受を誘惑し、恋人であるかのようなキスをしかけてきて、それは日増しに深いものになっていき、受は目覚めるとまるで現実のことであったかのような疲れやしびれを感じるようになる。睡眠不足や、淫夢をみてしまう自分を恥じる気持ちと現実の世界で接する男への気持ちに揺れ動く心が受の体力を消耗させ、心配した受の友人が男のことを調べ始める。

友人は、昔男と親密になったカメラマンが突然不可解な死を迎えたことを調べ上げ、男にまつわる怪しい噂も耳にして警告するが、受の心はすでに男に殆ど傾いていて会うことを止められず、誘われたドイツ行きも結局断れず同行する。衰弱した受がドイツで男とともに観たものは・・・

かなり端折った紹介になってしまいましたが、もっと奥行きのある緊迫したストーリーです。だんだんと明らかになっていく男の素性にドキドキしましたし。エロは若干濃いかなと感じました。雰囲気はめっちゃエロイんですが、やってることは普通~初心者の中ぐらいでしょうかね。攻はある意味その道のプロなんですが、実は禁忌があって極めて喜んではいけないんだとかで(笑 攻の正体がわかってしまうと、半分ぐらい面白みがなくなってしまうので伏せますが、この禁忌がちょっと微妙。強引だなと思わないでもないですが、これがないと二人は助からなかったし、受の意外な選択がブラックなラストになったので、まぁいいかなと。

でも、受が違う意味で攻を助けて、二人とも手に手をとって死んでしまうというラストもありだったんじゃなかろうかと思ったりしています。こっちのほうが男と会う前の受の性格にはしっくりくる様な気がして。







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最終更新日  2008年06月12日 11時03分47秒
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