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2010年04月30日

お話の流れとしては前にも読んだことがあるようなものだったけど、こういう話で攻のほうが前面に出てきてストーリーが進むのはちょっと珍しく、苦悩する姿に惹かれる。受のほうは…まぁ、普通だったかな。というか、攻が中心なので受の心情は全くと言っていいほど欠き及ばれてない。なので、読み進んでいくと『えっいつの間にそんな事を決意するほど惚れちゃったのよ』と思ってしまった。

が、全体的には一本の映画を観たような感じで印象深い。
何かが起こるはずだという緊張感が続くためドキドキハラハラし、山場では思わず『あぁ！！』と叫んでしまいましたよ…(*^_^*)

中盤から出てくる脇のキャラが主役を喰うほど存在感があって、でもこのお話では出番が少なかったのがまた良いかったと思う。だってのっけから出張ってたら誰のお話だかわからなくなってしまうと思うし。リンク作がでるらしく、そちらでがんがんキレのある所が読めそうで本当に楽しみ。悲しくて切ないお話になりそうな予感。

ってことで、激オススメの一冊でした。

そういえばこの脇キャラは石原さんのイラストのせいだと思うけど、剛しいらさんのアニキの本を思い出す。あれもカッコ良かったなぁ～。飴はしゃぶってなかったけどｗ

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