突然 舞い降りた 僕の天使




sea1







ときどき 思うことがあるんだ

幸福は突然 舞い降りてくるだよなってね



僕の出したメール 自身には簡素な文章でも 眠りの中に居た彼女には

とてつもなく重大な文章だったんだ

返事の来ないメールに僕は眠り 朝早く何時ものバイトに出かけた

彼女から 何度もメールや電話があったのは知ってる だけど忙しい僕は

取り次ぐ暇なく 時間に追われてる

慌しい時間 少しの開放 僕は彼女からのメールの束を読み漁る

その文面から想像する 彼女の切なさと混乱が入り混じる想い

慌てて 「それは誤解だよ…」送信ボタンを押した



数分後 バイブの振動と彼女の歌が僕のジーンズのポケットで鳴り響いた

「ごめん…今 バイト中で忙しいから…」

「あなたの街に今居るの…」左の耳を疑った

電話を切り 素早く左の親指が動く

『どこに居る? 休憩になったら会いに行く』

慌しく食事を取り 僕は彼女の待つ約束の場所へと走る

車の運転席 君は暖かい日差しに包まれて居た

君は少し申し訳なさそうに「ごめん…早とちりしちゃった…」

君の早口な言葉 仕事をずる休みしてここに居る経緯…

自販機で僕が買ったコーヒーを一口 「ねえ?私って馬鹿だよね?」

「うん 馬鹿だよ」僕の言葉に少し君はすねた顔

「だけど 会えてうれしいよ」素直な気持ちを伝えた



僕も結局 その日のバイトは早引きした



僕らは ずっと彼女に聴かせたかった曲を求めて ブックオフに

買い求めたCDを再生する 

車内 一杯に昨日までは僕だけしか知らなかった

フレーズが広がっていく 

切ない想いを込めた歌声が少し痛かった…



一つの部屋に僕らは居る 互いに求め合い 何度もキスを交わした

僕の腕の中に居る 彼女 胸の中で泳ぐ…

二人で居る 幸せがそこにはあった



ときどき 思うことがあるんだ 

幸福は突然 舞い降りてくるだよなってね








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