盲愛 シンドロォム

血。


其 レ ハ 眩 シ ィ 紅。
剃刀

何でだろう。

何時からだろう。

ハッキリした時期なんて覚えていない。

気付けば私の左腕にゎ無数の傷跡。

右手には血に塗れた剃刀。

夜も眠れず薄灯りの中切り裂いていた。


死ンダ方ガィィ。

生マレテ来ナイ方ガィィ。

ボクの存在価値ハナィ。


行き場のナイ想いが交錯して不安定だった。

ハハオヤの寝室に来る足音が怖くて眠れなかった。

死にたいと何度考えただろう。

その癖死ぬ勇気は無かった。


眠剤、安定剤、自殺マニュアル 片っ端から手にして

ずっとココロに壁を作り続けた。



左腕は長袖とリストバンドで誰にも見せなかった。

人には何時も通り接した。

でも誰もココロに近寄らせなかった。

誰もワタシの領域に入る事は赦さなかった。


ハハオヤの罵声に嗚咽を殺して

剃刀を片手に部屋に駆け込むワタシの背に

容赦無い声。

アノ人はワタシが斬ってるコトを知ってた。

知ってたのに笑いながらソレを見てた。

自分の罵声でワタシがどういう行動に出るか知ってた。

知ってて笑いながら私の背を見送ってたんだ。



ワタシのココロは溺れてた。

もがいても出口が見えなかった。

自分の生きてる価値を見付けれずに独り 闇の中。

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