
2年前、【第1回電王戦】が始まった際には「プロの強い将棋棋士」が出てくれば「さすがにプロ棋士がコンピュータに負けることはなかろう」と思ってましたが、去年A級棋士、三浦八段(当時、現九段)がGPS将棋に負けてからは「もう人間よりコンピュータの方が強い」のではと多くの人に思わせる状況。【第3回電王戦第1局】でトップ10に近いプロ棋士、菅井五段が得意の「ゴキゲン中飛車」で習甦(竹内章さん作成)に「50手目△4六歩から56手目△4二飛」までの一連の「 習甦の神がかったような強さ 」で敗れてしまっては、【第3回電王戦】はプロ側0勝でコンピュータ側5戦全勝かと思わせる嫌な展開に。プロ側2連敗で迎えた第3局の「豊島将之七段VSYSS」での豊島七段への期待は高く、かなりプレッシャーがあったと思われる。コンピュータは疲れもプレッシャー無いのは如何にも人間に不利な差。
出だし「矢倉模様」であったが、先手豊島七段は「横歩取り」を選択。YSSもその趣向に追随し、25手目▲2一角と敵陣深く打ち込んだ、次の26手目。YSSは駒得を志向し、△3一銀を選択。この手に代わり先手の飛車を抑え込む、△2五歩で次に△2四飛とすれば豊島さん少し困ったと思われるがYSSはこの順を選ばず。豊島さんの誘導で「YSSの角金交換での駒得、豊島さん竜を作る」の展開。急峻な展開で32手目△4四角が勝負所。32手目△4四角に代えて「 △4五桂 ▲1一龍 △2四飛 ▲1三龍 △2九飛成 ▲1四龍 △3八角 」の進行なら豊島さんかなり不味かったようだが、そうはならず「2枚竜」が敵陣にいる豊島さんが圧勝。YSSの52手目△1四金が緩手だったが、以降は豊島さんの駒が躍動し83手目▲5四桂にてYSS投了。人間が勝って本当に良かった。


<<30th/Mar 2014 (Sun) Interfm Jazz Conversation Play List>>
18:02 "PROMISE IN LOVE" TAKUYA KURODA
18:08 "RECADO BOSSA NOVA" ERIC ALEXANDER QUARTET
18:15 "HERE COMES C.T." 岡安芳明
18:20 "GUANTANAMERA" ALFREDO RODRIGUEZ
18:26 "SOUTHERN LULLABY" AVISHAI COHEN
18:34 "CHIEFTAIN" MILES DAVIS
18:50 "RATED X" MILES DAVIS
19:06 "WHEN THE LADY DANCES" YELLOW JACKETS
19:15 "AN AMBER SHADES OF BLUE" YELLOW JACKETS
19:25 "(YOU'LL KNOW) WHEN IT'S TIME" YELLOW JACKETS
19:31 "ドレミのうた" TOKU
19:35 "戦前と戦後" 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール
19:39 "QUIZAS, QUIZAS, QUIZAS" 寺井尚子
19:44 "OVERJOYED FEAT, STEVIE WONDER" NATHAN EAST
19:49 "FREE SOULS" NICOLA CONTE
19:52 "飾りの付いた四輪馬車" 大隅寿男
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