


今日はママはユウ君の学校の行事。そこで、表参道駅で待ち合わせて、昨日の山下達郎ツアーPERFORMANCE 2015-2016@大宮ソニックシティ|に引き続き2日連続のママとのライブ参戦。ライブ前はビールを飲みつつ、パパの表参道でBody&Soul/Blue Noteに行く前に寄る行きつけのお店で軽く夕飯をいただく。
ママが前回順子さんのピアノを聴いたのは「佐野ラーメン」を食べつつ参加した、確か足利以来のライブ。「1@年」振りか。その際も順子さんの超絶プレイ振りは同じ感じだったと思うが、ママも今日の順子さんの超絶振りにも感動!順子さんが「ちょっとLost」したと言われていたが、順子さんの超絶振りは健在!
パパ:「順子さん、3年前の2012年、演奏活動から引退していた。」、ママ:「確かに腱鞘炎になりそうな、あの弾き方ではあのレベルを維持するのは日々の厳しい訓練が必要だから、演奏活動から引退したくなる気持ちも分かる」。
ジーンさんのメトロノーム並みに正確に刻まれるリズムに見事に乗っかって、ピアノが叩き出す強烈なビート。順子さんのピアノを引き立てる、計算し尽された抑制されたドラミング。陽のピアノに陰影をしっかり与える影に徹するかのようなドラミング。経験に裏打ちされたトリオでのドラムの立ち位置を知り尽くしている。心憎いばかり。パットさんのベースもピアノとドラムをシッカリ支える。影ではなく、ソロでは野獣のようなジーンさんに確変。1年に1度出会えるかどうかの見事なライブだった。
Body&Soul のサイズの小さいな「最高の環境」のハコで順子さんの演奏は聴けることは「まずない」ので、ママも大ラッキー。順子さんのライブは復活からパパは4回目だが、その中でも今日のライブが「最高の環境」で聴けてベスト。幸せ
ジーンさんのリーダーライブは滅多にないので、肉声でご自身のドラマーとしてのキャリアを初めてMCで聴けた。Herbie Hancock トリオ、カルテットのドラマーとしてWayne Shorterらともライブをする中で鍛えられたこと。おそらくHerbie とのツアーの中で「メトロノーム並みに正確に刻まれるリズム」が叩き込まれたと思う。
若い頃、大先輩のDave Holland、Elvin Jones、Tommy Flanagan に言われた「ドラマーとしての心得」が長いライブ生活を経ることで「今の年齢になって、実感をもってプレイ」できるようになったこと。ジーンさんにとってもご自身のキャリアで今日のライブは集大成になったように思えた。
セットリストもレベルの高いこのトリオのメンバーでしか出来ない難曲が多かった。パパが知っていたのは「1. Mulgrew Miller - The Sequel」、「10. Tommy Flanagan - Mean Streets」、12. Mulgrew Miller - Return Trip」くらい。
「Herbie Hancock のトリオなら出来るが、、、」と思える、演奏が難しそうな曲が並ぶ。「10. Mean Streets」はTommy Flanagan ほど早くないと演奏前はジーンさん。これには順子さんも苦笑。実際は「十分早かった」です(笑)。リハで順子さんは「早い」と知って故の苦笑だったか?「3. Herbie Hancock - The Sorcerer 」と「8. Lawrence Williams - Number 3」はジーンさん演奏後曰く、「とても疲れたけど、とても楽しかった」の言葉通り、トリオの気持ちが演奏に<憑依>して特に素晴らしかった。
最後に、村上春樹氏が順子さんのピアノ演奏を評した文章を引用。
「表層的なリズムの内側に、もう一つのリズム感覚が入れ子のように埋め込まれていることだ。その複合性、あるいはコンビネーションが、聴くものの身体にずぶずぶと食い込んでくる。僕は大西さんの演奏を聴いていて、いつもそのずぶずぶ感を肌身に感じることになる。僕の身体が、日常的には感じることのできない特別なリズムを貪欲に吸い込んでいることに気づく。そしてそれは、もう、他のジャズ・ピアニストからはまず得ることのできない、生き生きとして不思議な感覚なのだ」。
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ジーン・ジャクソン(ds) 大西順子(pf) パット・グリーン(ds)
1st.
1. Mulgrew Miller - The Sequel
2. Larry Willis - To Wisdom The Prize
3. Herbie Hancock - The Sorcerer
4. Billy Strayhorn - Ballad For Very Sad And Very Tired Lotus Eaters
5. Victor Lewis - I Wanted to Say
6. Elvin Jones - Three Card Molly
2nd
7. Pat Glynn - Jackson
8. Lawrence Williams - Number 3
9. Dave Holland - Ario
10. Tommy Flanagan - Mean Streets
11. ジーン・ジャクソン - Before Then
12. Mulgrew Miller - Return Trip
Enc.
13. Charlie Parker - Billy's Bounce





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「ROSETTA」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(3分39秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「ONCE UPON A TIME」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(7分59秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「COTTON TAIL」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(3分18秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「CAUTION BLUES
(BLUES IN THIRDS)」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)
(4分00秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「STRIDE RIGHT」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(2分56秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「PERDIDO」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(5分11秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「C JAM BLUES」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(5分10秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「TALE OF THE FOX」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(4分32秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「MEAN TO ME」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(2分37秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「IT’S A GLORY」
(EARL HINES、JOHNNY HODGES)(2分51秒)
<SOLAR SOLAR-4569947>
「PIG FOOT」 (PAUL BLEY TRIO)
(2分35秒)
<FONTANA PHCE-1006>
「SONG FOR CHE~REDUCING AGENT」
(大友良英スペシャル・ビッグバンド)(9分14秒)
<PIT INN PILJ-0009>
「あまちゃんのテーマ」 (大友良英スペシャル・ビッグバンド)
(4分14秒)
<PIT INN PILJ-0009>
「SPEEDBALL」 (TERELL STAFFORD)
(9分40秒)
<CAPRI RECORDS CAPRI74138>
「NORTHERN CROSS」
(PETER ERSKINE)(9分35秒)
<WARNER MUSIC WPCR-17062>
「MOTHER’S BLUES」 (浜崎航、松本茜)
(3分37秒)
<CONCEPT RECORDS CR-05>
「HARLEM BLUES」 (浜崎航、松本茜)
(4分50秒)
<CONCEPT RECORDS CR-05>
「FILHOS DE GANDHI」
(LUCIANA SOUZA)(7分20秒)
<SUNNYSIDE SSC 1410>
「PARISIAN THOROUGHFARE」
(GILAD HEKSELMAN)(5分40秒)
<JAZZ VILLAGE KKE-055>
「LAST TRAIN HOME」
(GILAD HEKSELMAN)(5分28秒)
<JAZZ VILLAGE KKE-055>
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「C Jam Blues」(1分29秒)
「Automata」(10分01秒)
「Introduction~The Way」(12分35秒)
「Here & There」(8分31秒)
「Slant Vamp」(11分13秒)
「No Title」(8分40秒)
(ピアノ/エレクトリック・ピアノ)宮川純
(ギター)荻原亮
(ウッド・ベース/エレクトリック・ベース)坂崎拓也
(ドラムス)石若駿
(トランペット:3曲目から参加)黒田卓也

2025年12月2日(火曜日)ヨーロピアン・ジ… 2025.12.02
2025 12.1 mon.BILL CHARLAP TRIO@丸の内… 2025.12.01
2025年11月30日(日)スロヴェニア・フィル… 2025.11.30