ユウ君パパのJAZZ三昧日記

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syoukopapa

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2022.02.10
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カテゴリ: 落語





一席目は2月5日の「柳家三三 小田原落語会」でやはり三三さんの演じた『狸賽』。兼好さんの演じる狐、狸もカワイイが、三三さんの狸もとぼけた味わいでカワイイ。三三さんの『狸賽』は初めて聴いたかと思うので、雪の中に来た甲斐あり。

本日の大ネタは「たちきり」。3代目桂米朝によれば、以前は「大師匠」の格でないと高座にかけることを許されず、お囃子方も協力してくれなかった。今日の三三さんの噺では「黒髪」を小糸が若旦那からの贈り物である比翼の紋の三味線で演奏しているクダリ。

​「たちきり」を高座で観たのは今日の三三さんの「たちきり」が初めて。

去年、​ 2021/06/12 大手町独演会「ザ・柳家さん喬 其の七」@よみうり大手町ホール ​の配信で「たちきり」を観た。この時のさん喬さんの「たちきり」も悲恋、人間の情が見事に描かれ秀逸。

三三さんとさん喬さんとはアレンジが違っていて、三三さんの演出では、「三味線を聴き終わったら、小糸への未練を断って、若旦那、お店(おたな)を守るため新しい恋をされて生きてください」と「おかあさん」に言わせる。粋な計らいのおかあさん。

さん喬さんの噺では、このおかあさんのセリフは無く、

「小糸、そんなに想ってくれていたんだね。これからは女房と名の付く者は持たないから、許しておくれ」、「小糸、若旦那の言葉を聞いたでしょ。それを土産に綺麗な所にお詣りしてね」。

さん喬さんの「たちきり」では三味線の音色だけでなく、三味線の音色とともに、小糸の声で、確かに小糸の声で、「​ 四つの袖 ​」が聞こえてくる。驚く若旦那。「小糸と一緒によく唄った『四つの袖』だ」

愚痴じゃなけれど これまあきかしゃんせ

たまに逢う夜の楽しけば 逢うて嬉しさ別れのつらさ

ええなんのからすがええ意地悪な

おまえの袖とわしが袖 合わせて歌の四つの袖

最後の「合わせて歌の四つの袖」のところは、若旦那も一緒に唄う。すると、そこでパタリと三味線が途絶え、唄もやんでしまう。

​第177回 2022/02/10「月例 三三独演」@イイノホール


一.狸賽‐柳家三三
一.雛鍔‐三三
<仲入り>
一.たちきり‐三三
三味線:長澤あや師匠











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最終更新日  2022.02.12 12:00:59


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