ユウ君パパのJAZZ三昧日記

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2025.01.13
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カテゴリ: 将棋





藤井聡太王将に永瀬拓矢九段が挑戦するALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催)は1月12日(日)・13日(月)に静岡県掛川市の「掛川城 二の丸茶室」で開幕。相掛かりから劣勢の中盤戦をひっくり返した藤井君が112手で勝利。











相掛かりから藤井君の金を左辺の1筋に追いやって、攻めが好調な永瀬君。

藤井君の58手目 △5三金が悪い流れを変える罠だったようだ。金を永瀬君が入手すると△8二金で飛車が召し取られるので、△5三銀が予想手だったが、予想に反して△5三金を藤井君は選択。

永瀬君も想定外だったのか、ここで40分の長考。




長考の結果、59手目 ▲5三同桂成を選択。金をいただいたので、61手目 ▲8二金打で飛車を詰ました。しかし、どうやらこの61手目 ▲8二金打が悪手。代えて、61手目 ▲3二金打なら永瀬君、優勢だった。

以下、△5二玉▲2一金と進行すれば、①▲2二金で銀の入手、②▲5六飛、または▲6五桂で藤井玉の玉頭を狙う、③▲8四桂で飛車を捕獲する、などで永瀬君の攻めが炸裂した筈だった。




76手目 △4四金が5五の香車を馬から守る好手。5五の香車を守るだけでなく、藤井玉の玉頭を厚くして、▲4六桂打も防ぐ、一石三鳥の手。辺境に居た40手目 △1三金、54手目 △2三金、3四の香車を取りつつ中央に進出する64手目 △3四金がさらに中央の76手目 △4四金まで進出。








馬を逃げると、△6六桂から永瀬玉は詰み。

金が4一→3二→1三→2三→3四→4四→5四まで大遠征。森安秀光九段も驚くであろう金が攻防に躍動する大局観。見事。


余興:




参考)1984-04-11 第42期名人戦第1局  谷川浩司名人 vs. 森安秀光八段(当時) 

森安さんの達磨流の金の大遠征の例。

美濃囲いの要の6一金が、52手目 △5一金、54手目 △4一金と移動。△4一金の効きで、3一、3二の空隙への打ち込みを事前に受ける狙いか。結果は129手目 ▲7七銀で谷川名人の勝ち。​





















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最終更新日  2025.01.16 00:57:32


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