進行性核上性麻痺の父は、
2週間前はシルバーカーだったのに、歩行器に変わっていました。
普通に考えれば、シルバーカーでも、両手でしっかりつかまって、
まっすぐ歩けば、安全に進むのですが、
なぜか父は、片手を離し、前方の視界に入る柱や扉をつかんじゃうのです。
で、体が前のめりになって、
残った片手シルバーカーを決して離さないものだから、
シルバーカーの前を 横歩き、
いつのまにかシルバーカーを自分の後ろに引きずっているという、
なんだかワケの分からない危うい姿に・・・・・・
何度家族に教えられても、そのスタイルでいるうちに、
転んで、目の近くを切ってかなり出血したようです。
(前回またたびが帰った直後だったらしい)
そこで、より安定性の良い歩行器を勧められ、
今では、家族みんなが、以前より厳しく
「歩行器に両手をついて、そのまま進んで」
と声をかけます。・・・・・・・が、すぐにまた手を離そうとするので、
「手を離しちゃダメ。ダメだってば!危ない!ダメー!!」
と叱られています。
それでも、「歩行器のレンタル料が 高い」と母に文句を言ったとか。
お金の使い方が荒い割にはケチな所は変わっていないなぁ、
と苦笑ものでした。
父は今回も、またたびの帰省を、とても喜んで、
いつもより機嫌が良いそうです。
元気な頃に一緒に暮らしていた娘が来ると、
気持ちも少し元気な頃に戻るのでしょう。
じわじわと進行して
やがて嚥下困難になり、痴呆状態になる病気です。
痴呆状態になってから見舞いに来るより、
今、またたびを見分けられる状態のうちにできるだけ帰省して、
喜んで、若返ることで、
少しでも進行にブレーキをかけられれば・・・・・・。
そう思っています。