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2008.03.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
12話 男たち
朱雀は肩を押さえ、止血しようとした。だが手の甲の下部分から血が覗いていた。
「夕城!」
「大丈夫だ」
朱雀はズボンのベルトに、鞘とナイフがあったのを思い出した。朱雀は鞘からナイフをひき、構えた。
「ばかめ!斧相手にこんなちんけなナイフになにができる!?」
「はっ、武器は大きさや威力の強さじゃねえ」
朱雀はナイフを構えていた。守るべきものを、守ってやる!その思いがつまっているようだった。
「やるかぁ!?夕城!殺してやる!」

朱雀は直輝の斧を横へ縦へと交わしていた。朱雀もナイフを振るうが直輝の体には届かなかった。
直輝は香織の存在に気付くと、香織のいる少し斜めになった地に向かってった。
「があーっ!」
直輝は香織に斧を振るった。おもいっきり振りすぎて直輝の体が前屈みに倒れた。
だが香織の足からは、たらたらと血が流れ出ていた。斧の先端が足に命中したみたいだった。
「チクショーっ!」
痛みに苦しむ香織を見、覚醒したみたいだった。直輝も体勢を立て直し斧を横に振るった。
だが、とっくに聞き慣れた音が耳を過った。ダァーン!銃声だった……
……くっ、なんだ…?俺は撃たれてない……

目の前にいた直輝がいなかった。自分の向いている左側を見ると、直輝は吹っ飛ばされたのか、そこで倒れながらもがいていた。銃声のした方へ向くと、巨大な銃(朱雀の知識からするとSPAS12だ)を構え立っていた。頭はほぼ丸刈りに近い髪型で、顔の左眉には二ヶ所の刀傷があり、ゴルゴ13のような顔には見覚えがあった。転校してきて、日が浅く、ゲーム開始前に自分に話しかけてきた男、羽田賢治だった。
直輝は肩を押さえてこっちに歩いてきた。肩の他に、何ヵ所か銃傷ができていた。ショットガンは別名散弾銃……名前の通り、一回引き金を引くと何発もの銃弾が飛ぶのだ。




続く





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Last updated  2008.03.16 21:45:39
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