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2024.09
2016.05.11
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カテゴリ: やっちゃった~
連休中に実家へ行ったときのこと。

父のパジャマのズボンから、ゴムが はみ出していました。

聞けば、ゴムが伸びきって ズボンが ズリ落ちてきてしまうから、
取り換え口から ゴムを 引っ張り出し、結んで ゴムを短くして
履いている、とのこと。

あ、わかる。
私も、よく やるー。(おい)


まあ、私が やるのは いいとしても(いいのか?)
一家の主たるものに そんな恰好は させておけません。


認知症になってから、まったく 我関せずとなってしまっています。

しかたがないので、私が、お裁縫箱を ベッドの下の奥の方から
引っ張り出してきて、ゴムを交換することにしました。


ちなみに、このお裁縫箱。

クリーム色で、毬の絵が描いてあるものなんですが、
私が 小学5年生のときだったかな?
学校の一斉購入で、ハサミやら 針やら 糸やら なにやらと セットで
買わされたもの。

「買わされた」と言うのは、
当時、母が、「お裁縫箱セット販売のお知らせ」を もらって、
ぶーぶー 文句たれていたから。


それに、ハサミを こんなところに しまうように つくってあったら、
使いにくくてしかたがないじゃないの!!
うんぬん、うんぬん・・・。


それでも たしか ほぼ強制購入だったと思うので、
私も なんとか無事に 買ってもらいました。


内心 ハラハラしていたのです。)


が、なにしろ 母が なんでもやってくれる、我が家。

のほほんとした長女が お裁縫なんかを 始めるのは、
ひとり暮らしをするようになってからでした。
(なんせ、夏休みの宿題まで、母にやってもらっていたんだから。)

結局は、その「使いにくい」お裁縫箱は、
ほとんど 使われることもなく
中の仕切りを取っ払った ただの箱となり・・・

それでも <お裁縫箱>としては 存在し続け、
まもなく、持ち主も、娘から母へと変更になったのでした。


そんな懐かしのお裁縫箱を 開けてみると、
私がつくった ことになっている ヒマワリのカタチの針刺しが
真ん中に 鎮座しています。

この、おおざっぱ かつ 大胆な運針、誰が どう見たって、
当時小学生だった 繊細で細やかな性格の私の手によるもの
ではないよなー。
(いまは 私も、どんどん母寄りになって、おおざっぱだけどね。)

母がつくったってこと、先生にも バレバレだったろうなー。

ひとり 思い出して にやにや 笑いながら、ゴム交換、開始。


だけど、最近のパジャマって、ゴムを交換してまで 着続けるという
ツクリには なっていないのかしら?

ものすごく、ゴムを通しにくいんですよ。

最初、ヘアピンに ゴムを通して作業していた私も、
途中で 引っ掛かって進めなくなって、
とうとう あきらめました。

半分くらい 通していたのだけれども、いったん 全部 抜き取り、
針刺しに刺さっていた ‘ゴム通し’らしきもの? を 見つけ、
それに 切り替え。

それでも、やっぱり 途中で 引っ掛かってしまいます。

途中、妹が出してきてくれた プリンを 食べながら
作業を続けつつも、全然 進まない。

ちょっとアタマを冷やそうと、
ちょうど洗い上がった洗濯ものを 干しに、外へ行きました。


数分後、戻ってくると、私の格闘していた席に 妹が座り、
ゴム通しの続きを やってくれています。

傍らには、私が ‘ゴム通し’だと思っていたモノが ふたたび
ズボンから抜かれ、置いてありました。

妹は、それを指さし、言います。

お姉ちゃん、コレで通そうとしていたの?

うん。それ、ゴム通しじゃないの?

・・・・・・・・。
布団針だよ? (パーフェクトな呆れ顔)

ええっ? そうだったんだ?
じゃ、Kちゃんは、なにで やっているの?

ゴム通し。
自分の部屋から、持ってきた。


ああ。妹よ。
そうだった。

彼女は、服飾科だか 被服科だか そういった学校の出身で、
元パタンナーだったのでした。

最初から、妹に頼めばよかったよ(涙)

妹は 妹で、姉が苦戦しているのを見ながら、
「自分がやろう」と申し出ようか? それでは 悪いか?
いやいや、こんなの、すぐ終わるであろう・・・
と、迷っていたのでしょう、きっと。


私が 数十分かかって 成し得なかった、ゴム通し。
妹は 10分もかからないうちに 仕上げました。

さすが、餅は餅屋でござる。


以前にも これと似たようなことがあったような 気がします。

妹は、私と違って、手先が器用で、細かい作業が得意なんです。
そういうところは、父に似たのかな。

古いゴムを 勇ましく 抜いてしまったものだから、後にも引けず
困っていたところだったので、助かりました。


そして、ゴムの長さを調整するために 妹と父が 仲良く
あーだこーだと やっている姿も、
私には とても 嬉しいものだったのでした。
(この2人、別に 仲悪いわけではないんですけどね。)


ありがとうございます。











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Last updated  2016.05.11 12:11:22
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